今回は、落穂ひろい的に、マスクの機能改善を紹介します。
第1に、描画マスクの精度があがっています。
写真1はカラーライズで、屋根に描画マスクを描いています。
写真2は、パースペクティブ補正をかけています。こうすると、建物にアオリ補正がかかりますが、描画マスクも追従しています。
第2は、パラメトリックマスクで、detail thresholdを変更するとエッジ部分を抽出したマスクを作ることができるようになりました。
写真3は、detail thresholdを右に振って、お地蔵さんの頭巾と草のとがった部分にマスクをかけています。写真3のオレンジ色は、カラーライズの色なので、写真4では、確認のために、マスクを黄色で表示しています。
写真5は、detail thresholdを左に振っています。写真3とは、逆のマスクができます。
次に、このマスクの使い方を考えます。
写真6は、テスト画像です。
写真7では、detail thresholdを右に振って、手前の、木の葉にマスクをかけています。
写真8は、マスクの部分にローカルコントラストを効かせています。木の葉が、くっきりしています。
写真9はテスト画像です。
写真10では、detail thresholdを右に振って、手前の芝生にマスクをかけ、マスクの部分にローカルコントラストを効かせています。比較のために、左には、ローカルコントラストを効かせる前の画像のスナップショットをつけています。
写真11では、写真10のマスクを外して、右の全画面で、ローカルコントラストを効かせています。この場合には、明らかな画像の劣化が見られます。
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