ひたち野さくら公園(牛久市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(278)

ひたち野さくら公園(牛久市

ひたち野さくら公園は、ひたち野うしく駅近くにある洪水調整池の公園です。洪水調整池のうち下流側の常時湛水している部分は、第36号調整池とよばれ、洪水時にだけ湛水する部分が、ひたち野さくら公園と呼ばれています。前者の第36号調整池は次回に紹介します。

写真1が、公園案内図です。公園は長手方向は常磐線にそっています。非常に細長い形の公園ですので、全体を1枚の写真におさめることはできません。1の芝生広場と書かれているところが洪水時には池になります。公園の中では、ここが一番標高の低い所で、大まかにいえば公園は右から左に向かって標高が下がって傾斜しています。以下では、写真1の左端の位置を下手、右端の位置を上手と呼ぶことにします。1の左の道路の先が第36号調整池で、ここは常時池になっています。写真1の水色の部分は本来は、水辺施設であったようですが、多くの公園と同じように、維持管理が大変なためと思いますが、干上がって水はありませんでした。公園の長手方向に、ヘアピンのように深緑色の線が引かれています。

写真2は、写真1の5の四阿の少し上手から、下手方向を撮影したものです。写真1の深緑色の線は、コンクリートブロックが敷き詰められた歩道であることがわかります。電柱のようなものが置かれていますが、この構造物の目的は筆者には、理解できませんでした。これは、歩く場合にはつまずくなど障害になります。また、歩道で囲まれたエリアが花壇になっていて、立ち入りを防止するために電柱のような構造物がおかれたと考えると、設置意図が理解できますが、2本の平行な歩道の間は、雑草が生えているだけで、仮に、もう少し、管理されていたとしても、芝生だったとしか思えません。

写真3は、写真1の5の四阿の周辺です。

写真4は1の芝生広場の周辺です。

全体に、桜の花の時期には、人が出てきそうですが、それ以外のシーズンには、使いにくいと思われました。少なくとも、球技には向いていません。

さて、ひたち野さくら公園の前に、ハルニレテラスの写真の説明をしました。これには、明確な意図があります。それは、ハルニレテラスでは、地域の複数の施設を有機的に結んで、テーマを演出しているからです。実は、ひたち野さくら公園は牛久シャトーとは1㎞も離れていません。星野リゾートと同じ手法を使うのであれば、牛久シャトーを中心に関連した施設を周辺に配置して、テーマパーク化を図ることで、集客力を増やす工夫ができるはずです。星野リゾートは、傾きかけた施設を星野リゾートとして、手直しすることが多いのですが、手直しできるには、それだけの知恵があるというわけです。

 

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写真1 ひたち野さくら公園

 

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写真2 ひたち野さくら公園

 

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写真3 ひたち野さくら公園

 

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写真4 ひたち野さくら公園