カラーバランスで紅葉の編集(8)

機材の比較(キャノン編)

こうして並べてみると、キャノンでは標準のキットレンズを全く使っていないことに気が付きました。前回のオリンパスを含めても、使っている標準レンズは、12-40mm F2.8 proだけです。このレンズは、キットレンズにもなっていますが、3グレードの一番上のproレンズで、よく写ります。EF-Mのキットレンズも初代の18-55mmから、現在の15-45mmに交代して、かなり改善していると思います。ただ、12-40mm F2.8 proとでは、勝負になりません。なので、キャノンは、広角ズームか単焦点しか使っていません。

写真1から写真4にキャプションを付けています。

カメラは、写真1と2がEosM3、写真3と4がEos Kiss Mですが、Kiss Mの方が、ダイナミックレンジが広く、中間トーンが多く保存されています。

写真2のレンズは、広角ズームなので、主に風景写真で使われることを念頭において設定されていると思います。風景写真用のレンズ、天候は晴れ、絞りはF8.0ですから、ほぼ、完璧な条件です。写真の期待にこたえて、ほぼ満点に近いと思われますが、並べて、好きかといわれれば、話は別です。

写真4はこの中では、一番良いレンズと思われますが、やはり表現力は4枚の中では、抜きんでています。

前回のオリンパスと比べると、キャノンの写真は硬い感じがします。筆者はキャノンのフルサイズカメラは持っていませんが、コピーライトフリーのRAWサンプルのキャノンの5D mk IVの画像を見ても同じ感じを受けますので、これは、絵作りのコンセプトの違いと思います。

機材の一覧は以下です。()が撮影条件で、焦点距離が、フルサイズ相当です。

キャノンEOSM3 22mm F2.0(ISO100、1/800sec、35mm、F5.0)

キャノンEOSM3 11-22mm F4.0-5.6(ISO100、1/250sec、18mm、F8.0)

キャノンEOSKissM 22mm F2.0(ISO100、1/320sec、35mm、F6.3)

キャノンEosKissM 32mm F1.4(ISO100、1/320sec、50mm、F5.6)

追記:FE-Mの標準ズームレンズでも写真を撮ってみましたので、次回に紹介します。

 

 

 

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写真1 キャノンEOSM3 22mm F2.0(ISO100、1/800sec、35mm、F5.0)

 

 

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写真2 キャノンEOSM3 11-22mm F4.0-5.6(ISO100、1/250sec、18mm、F8.0)

 

 

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写真3 キャノンEOSKissM 22mm F2.0(ISO100、1/320sec、35mm、F6.3)

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写真4 キャノンEosKissM 32mm F1.4(ISO100、1/320sec、50mm、F5.6)