露光調整とフィルミックRGBの初心者向け解説(2)

前回は、白飛びをしている画像でした。今回は、白エリアがヒストグラムの右に達していない画像を例にあげます。

写真1がサンプル画像です。写真2は露光補正で、ヒストグラムの右側に空きができないようにしたものです。この状態では、JpegのRGBのどのチャンネルにも白飛びは起きていません。

写真3はヒストグラムの白い部分が右端に来るように露光補正をしたものです。これは、Delétrée Phlippeさんの推奨の方法です。この方法では、1とのチャンネル以外は、白飛びしますが、1つのチャンネルにデータが残っているので、画像が白くなっているわけではありません。

写真4は、Jpegの白飛び表示をオフにしたもので、空に色が残っていることを確認できます。

写真5は、同じように、ヒストグラムの右側に白い部分がぎりぎりできています。空が白くなっている訳ではありません。

写真6を見ると、この状態でもJpegの白飛びチェッカーにかかることがわかります。

写真2と写真3(or写真4)のどちらのレベルまで、露光補正(あるいは黒レベルの補正)をかけるかは、選択の問題です。概ねは、Delétrée Phlippeさんの方法でよいと思われますが、更に、色を残す選択もありだと思われます。

 

f:id:computer_philosopher:20201028194940j:plain

写真1 サンプル画像

 

f:id:computer_philosopher:20201028195256j:plain

写真2 露光補正

 

 

f:id:computer_philosopher:20201028195324j:plain

写真3 露光補正

 

f:id:computer_philosopher:20201028195347j:plain

写真4 露光補正

 

 

f:id:computer_philosopher:20201028195408j:plain

写真5 サンプル画像

 

f:id:computer_philosopher:20201028195432j:plain

写真6 白飛び表示