フイルミックRGB V.4のワークフロー
フイルミックRGBモジュールはかなり複雑に見えるかもしれません。ここに示すのは、RAWファイルからよく露出された画像を取得するためにフイルミックRGBで画像を処理するワークフローです。
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[露光 Exposure]モジュールの露出を変更して、中間調が十分にクリアになるようにします。まず、露光モジュールの露光(exposure)スライダーを動かして、ヒストグラムの右側に、白い部分がちょうど来るように調整します。次に、露光モジュールの黒レベルの補正(black level correction)スライダーを動かします。ヒストグラムの左の端に白い部分が来るように調整します。 ハイライトの詳細が失われる心配はありません。ハイライトは次の処理ステップで復元されます。
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ルックタブをひらきます。ここで、シャドウ/ハイライトバランスのスライダーを動かして、曲線の傾きを急にします。これは、中間トーンに割り当てられる帯域を減らすためです。その結果、曲線の左の部分は枠からはみ出して、オレンジ色のラインが現れます。
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ルックタブの輝度(latitude)スライダーを左に動かし、オレンジ色のオーバーレンジの部分を回復します。
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シーンタブで白の相対露出と黒の相対露出を調整します。シーンタブに移動して、黒の相対露出(black relative exposure)スライダーを動かして、ヒストグラムの左端を合わせます。次に、白の相対露出(white relative exposure)スラーダーを動かして、ヒストグラムの右端を合わせます。
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フイルミックRGBは、ローカルコントラストを圧縮する傾向があります。これは、[ローカルコントラスト]モジュールを使用して補正できます。
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必要ならば、カラーバランス]モジュールで彩度を上げ、トーンイコライザーモジュールで設定を調整することもできます。
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フイルミックRGBで最後の調整を行うと、画像をクリエイティブに処理する準備が整います。