細部を強調するには~イコライザー(darktable2.6第36回)

ローカルコントラスト・フイルターに似た機能をもつものに、イコライザーがあります。

 

メニュー構成

操作メニューは輝度、彩度、エッジに分かれれています。

輝度

左側が粗い、右側が細かい、上がコントラスト強、下が平滑化になります。

設定変更は、マウスを左クリックしたままで、移動させて変更します。円の大きさなマウスの中央のホイールで変更します。

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イコライザー 輝度


 

彩度

左側が粗い、右側が細かい、上がコントラスト強、下が平滑化になります。

これは輝度と同じです。

 

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イコライザー 彩度

 

エッジ

左側が粗い、右側が細かい、上がはっきり、下がばんやりになります。

これは、輝度、彩度と異なります。

エッジのパラメータの変更は、直接画像には反映されません。

マスク使用時に反映されるようです。

 

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イコライザー エッジ

 

サンプル例

ここでは、輝度を変更した例を示します。

 

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イコライザー 輝度のパラメータ変更

 

細かい(右寄り)の輝度をコントラスト強側に変更しました。

 

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イコライザー 輝度のパラメータ変更の結果


 

結果です。左が元の画像、右が処理画像です。細部のコントラストが強調されています。

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輝度(細かい)の処理結果


 

粗い(左寄り)の輝度をコントラスト強側に変更しました。

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輝度(粗い)のパラメータ変更


 

結果です。左が元の画像、右が処理画像です。コントラストが大きな単位で強調されています。

部分的には、不自然な感じですが、実は全体を見ると、この処理は破綻してつかえません。

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輝度(粗い)の処理結果