EF-M用のSigma16mm1.4 DC DNを買いました(その5)

F1.4のレンズの使用感のつづきです。

いままでのまとめをしておきます。

  • F8に絞ると、キットレンズと大きなさはない。

  • F1.4で花をとると、ボケが盛大にです。ただし、被写深度が非常に狭くなる。

これから、暗いところでF1.4で使ってみたいとおもいました。今回はその結果の一部です。

次の画像は、F1.4、16mm、1/80sec、ISO800です。昼間の修道院の中の映像です。カメラは、KissMでCR3をDNG変換して、darktableで現像しています。この場合には、F1.4のメリットが出ているとおもわれます。

 

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サンプル1


 

次は、夜の庭の映像です。F1.4、16mm、1/60sec、ISO2000です。シャドウをあげていますが、それなりに写っています。

 

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サンプル2


 

最3番目は、ライトアップされた夜の修道院を写したものです。F1.4、16mm、1/80sec、ISO3200です。ここでは、評価測光を使っています。もうちょっと、改善すべき写真です。

 

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サンプル3


 

最後は、同じ修道院を離れてとったものです。F1.4、16mm、1/8sec、ISO6400です。

シャッタースピードは手持ちの限界なので、何枚かのうち、ブレの少ないものを選んでいます。

ISOも限界とおもわれます。かろうじて写っているだけの写真です。

 評価測光ではよくなかったかもしれません。

 

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サンプル4


 

 

結論からすると、ボケ以外で明るいレンズの生きる撮影機会はあまり多くなく、高感度特性のよりフルサイズカメラをつかうか、三脚を使うことが可能であれば、レンズの明るさは生きてこないと思われました。

特に、最後の写真では、トーンレンジ失われていると思いました。

機材の大きさに重さと費用の制約をつけた場合に、レンズか、カメラか悩ましいいところです。

費用対効果が最大の機材は、三脚ですが、最近では、三脚禁止のところも多いので、これも、一概には、勧められません。

レンズの進歩と、カメラ(センサー)の進歩を比べると、最近では、後者の速度の方が、前者より大きいので、一昔前よりは、カメラを変えた方がよいのかもしれません。