月光富士の写真を紹介したら、コンデジで、月をとった写真を思い出したので紹介しておきます。
機材は、ニコンのP610で、このあとB500、B600と後継機種がでています。おおきな違いは、P610がJpegでしか画像を保存できないのに対して、後継機種はRAWでも保存できる点です。ニコンには、より高倍率のP1000という機種があり、WEBの月のサンプルは、P1000で撮影したものが掲載されています。なお、このWEBで紹介されている兄弟機種は、B600の1つ前のB500です。
写真1が、トリミングしていない撮影したままの画像です。この写真は、ズーム範囲の最大望遠の258㎜(換算1440mm)で撮影しています。手持ちの撮影で三脚は使っていません。P1000の最大倍率はこの2倍くらいになりますので、最大倍率で手持ちで月を画面の中に入れることは不可能で、三脚が必要です。
本格的に、月の写真をとるのであれば、レンズ交換式カメラで、明るい望遠レンズが必須と思います。
コンデジでは、たまに、月をとってみるというスタンスになります。
ひと昔前のフィルムカメラ時代には、俗に大三元と言われるF2.8通しの、広角、標準、望遠レンズがあれば、プロに必要な道具はそろっていることになり、さらに、追加するのであればマクロレンズをもう1本という組み合わせです。マクロと超望遠レンズは出番が少ないのです。マクロレンズの価格は普通ですが、超望遠は、価格が非常に高くなること、サイズも非常に大きくなることから、プロでも、スポーツ写真を撮るような特殊な営業をしている人以外は購入しないものでした。そういう意味では、超望遠コンデジは、画質をうんぬんするのではなく、安価に簡単に手持ちで撮影できる点を評価するものと思います。
写真2と3は、ISO400 258mm f6.5 1/100secです。これはトリミングしています。
写真4と5は、ISO400 258mm f6.5 1/160secです。これもトリミングしています。
修正は、ともに、Jpegをdarktableで編集しています。
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CoolPixP1000 月・惑星撮影ガイド