RGBワークフローへの道
2019-10-09作成 2020-03-08改訂 2020-03-09改訂 2020-03-25改訂 darktable3.0とは何か? 筆者は、2019年10月から、darktableを使い始めました。そのときには、darktableのバージョンは2.6で、数あるRAW現像ソフトの一つでした。darltableは毎年クリスマスに…
ダイナミックレンジの課題 アンセルアダムスのゾーンシステムやdarktableのRGBワークフローはダイナミックのレンジの保持を大きな目的としています。今まで、撮影したダイナミックレンジを計測するのは、容易ではなかったのですが、darktable3.0のトーンイコ…
8EVの壁 RGBワークフローは基本的に12EV以上を想定しています。一昔前の1.7インチや2.3インチのコンデジは、8EV以下なので、フィルミックRGBでは使用することを想定していません。10EVなど、8EVを超えるセンサーを持つ場合には、フィルミックRGBである程度効…
14ビットの世界(4)~RGBワークフローへの道(8)(darktable3.0第108回) ずいぶん、前書きが長くなったので、今回は実際のワークフローを示します。 RGBワークフローの情報 現時点では、RGBワークフローを知る最良の方法は、作者のAurélien PIERREさんのyou…
RAWとベースカーブ PIERREさんは、従来のベースカーブに大きな問題があるという問題意識をもっています。そこで、今回は、ベースカーブを考えます。 筆者は、ピクセルパイプラインの変更手続きを知るまで、ベースカーブが、RAW(整数型)を内部表現のデータ…
プリントアウトの課題 PIERREさんの図の「紙」がでてきたので、ここで、プリントアウトの課題を整理しておきます。 ダイナミックレンジついては、ディスプレイが8-10EVであるのに対して、プリンタは、5-7EVなので、トーンがつぶれてしまいます。 色について…
DLSRのダイナミックレンジとダイナミックレンジの転写 Aurélien PIERREさんは、現在の固定的な露光のワークフローは、カラーフィルムが普及し、ラボによる現像と焼き付けが普及した1970年代に固まったとみているようです。ちなみに、ゾーンシステムの発想は1…
ゾーンシステムの考え方 前回はネガとポジのダイナミックレンジが同じであれば、露光は連動させざるを得ないことを説明しました。 今回は、ネガのダイナミックレンジがポジのダイナミックレンジより大きい場合の説明です。 説明に入る前に、ちょと前までのデ…
ゾーンの表示方法 前回は、平均グレーは、撮影する光の場の代表値としては、使いものにならないことを確認しました。 そのとき、現実の世界のダイナミックレンジは小さいものを例にとっています。カメラやフィルムのダイナミックレンジとして想定した8EV似…
「地域振興」シリーズが入って中断していましたが、一段落したので、「RGBワークフローへの道」シリーズを再開します。 シリーズの第2回目は露光の復習です。 ニコンのHPでは、露出補正について、次のように書かれています。 露光補正 デジタル一眼レフカメ…
RGBワークフローとは何か RGBワークフローとは、Aurélien PIERREさんが提唱している全く新しい、RAW現像の方法(ワークフロー)です。RGBワークフローは、2018年12月にdarktable2.6で一部採用されましたが、一部にバグがあったり、また、操作がわかりにくい…