手ブレ、被写体ブレを防ぐには、シャッタースピードをあげなければなりません。
これは、撮影の基本です。にもかかわらず、手ブレ、被写体ブレで失敗することが多いため、マックス・フォスターさんも、被写体ブレの項を起こして注意しています。
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ショットのレビュー時に葉のシャープネスを確認します。
撮影時に画像を確認し、100% にズームインして、動きによるブレが発生していないことを確認します。シャッター速度を上げるだけで、問題が解決できます。
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ポイントは、「100% にズームイン」です。
写真1の左が100%ズームインで、右が全景です。
100%ズームインは効果が絶大です。
手ブレ、被写体ぶれの要点をCanonの説明を参考にして、要点をまとめてみました。
なお、画角は、フルサイズセンサーの場合です。クロップセンサーの場合には、換算画角を使うと書いた文献が多いです。
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一般的に、手ぶれするシャッタースピードの目安は「1/焦点距離」秒以上といわれており、たとえば200mmの望遠レンズなら最低でも1/250秒より速いシャッタースピードでなければ写真がぶれてしまいます。
手ぶれを起こしそうなシャッタースピードなら三脚を使うか、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くして手ぶれを防ぎましょう。
被写体ぶれは手ぶれと違い、三脚を使っても防げません。ストロボを利用したり、ISO感度を上げたりしてシャッタースピードを速くして対応しましょう。
暗い撮影シーンでシャッタースピードを稼ぎたい場合には、光を電子的に増幅させる「ISO感度」を上げるなどして、適切な明るさになるように調整することがおすすめです。
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説明は簡単に書いてありますが、簡単ではありません。
デジタルカメラの説明は、フィルムカメラに準じている場合が多いです。
フィルムカメラの場合には、フィルムを入れた後で、ISOの変更はできませんでした。
ISOの変更は、フィルムを入れ替えることです。
このため、カメラのメカニックは、ISOは頻繁に変えないという前提でできています。
「ISO感度を上げて」という記述は、ISOオートを使わない前提です。
フィルムカメラから入ったプロのカメラマンは、ISOオートは使わないと推測します。
ISOが勝手に動くと、撮影条件が、分らなくなりますので不都合です。
2ダイヤルの機種であれば、1つのダイヤルにISOを割り当てる方法もあります。
筆者は、今のところ、ベースのISOをレンズの明るさや光の条件で変える方法で対応しています。
フジフィルムのように、絞り、シッター速度、ISOの3ダイヤルが一番分かり易いです。
1ダイヤルの場合には、FnキーにISOを割り当てることで、変更が簡単になります。
引用文献
手ぶれ補正 Canon
手ぶれ、被写体ぶれ Canon
https://ptl.imagegateway.net/contents/original/glossary/%E6%89%8B%E3%81%B6%E3%82%8C.html
野鳥の撮りかた4 きちんと構えてブレを防ぎましょう
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-photograph-birds/lesson4/index.html