マライ・メントライン氏の記事

マライ・メントライン氏は、ドイツ公共テレビの女性プロデューサーです。

 

最近になって、メントライン氏のWEBを知りました。

月に1回程度記事を書いていますが、過去の分析は、恐ろしいほど的確です。




ー メルケル引退後の欧州の政情不安を予想。

 

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2021/10/11

プーチンの対ドイツ・EU政策は賞味期限的にヤバい。

メルケル引退はドイツの、というか欧州の政情に「単純でない混沌」をもたらす可能性がある。

 

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ー プーチンの対ドイツ・EU政策の破綻を予想。

 

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2022/02/09 

ドイツでは意外なほど「まあ、武力行使はないっしょ」という見解が優勢です。そもそもあのロシアの挙動の主因のひとつが、現連立与党であるFDP(ドイツ自由民主党)による、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」計画からの撤退方針であると踏んでいて、ゆえに「ドイツがノルドストリーム2計画を再び推進する」ことと引き換えに、ロシアが「ウクライナ国境から軍を撤収」させるだろう、とみているのです。

 

戦後ドイツ」の真価が真に問われる局面

 

軍事的マチズモの活用はロシア外交のお約束であり、ある意味、プロレスの試合のように「筋書きのあるドラマ」がここに成立する、と言えなくもない。しかし今回、そして将来、ずっとそんなお約束の延長の駆け引きだけでやっていけるのか、自分としてはやや不安な印象を持たずにいられません。

 

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― アゾフ連隊の重要性を指摘。

(2022/03/11 AP)ロシア軍戦車隊は3月9日、ウクライナの首都キーウ(ロシア語表記キエフ)に東から突入を図ったが、ドローン攻撃に阻まれて撤退した。国家親衛隊隷下の準軍事組織「アゾフ連隊」が公開した空撮映像で、ドローン攻撃を受ける戦車隊の様子が克明に捉えられている。

 

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2022/03/09

歴史・戦史業界の見解として、プーチンが力説するウクライナのナチ的要素とはおそらく、

 

・戦時中の、ナチス武装親衛隊ウクライナ人師団「ガリツィエン」の存在

・サッカーのサポーター組織から発達した、今も活動中の武装右翼組織「アゾフ連隊」の存在

 

あたりに由来しているのだろうとされます。

 

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アゾフ連隊がドローン攻撃 キーウ目前で露戦車隊を撃退 2022/03/11 AP

https://news.yahoo.co.jp/articles/06dd43f980eb356ec6be7809f9b5fb8f71dd4912

 

メルケル「後」に何が来るのか「教養系最後の大物政治家」を惜しむ…日本だと誰?2021/10/11 QJWeb マライ・メントライン

https://qjweb.jp/journal/57994/?mode=all

 

マライ・メントラインがウクライナ情勢を解く。エネルギー依存問題だけではない、ロシアに対してドイツが弱腰な「深い」理由 2022/02/09 QJWeb マライ・メントライン

https://qjweb.jp/journal/65796/

 

ウクライナがナチってどういうことよ?プーチン「乱心」にオタク的歴史論理の限界を見る(マライ・メントライン) 2022/03/09 QJWeb マライ・メントライン

https://qjweb.jp/journal/67231/