みずほ銀行のトップ人事の不思議

年末も、みずほ銀行のシステム障害が続いています。

トップが交代するという報道が流れてきました。

報道は、こんな具合です。

1)やめるトップの名前とポスト

2)新任のトップの名前と、経歴(最近のポスト)

この報道を聞いていて、仰天しました。

また、何事もないように、報道しているアナウンサーにも、仰天しました。

システム障害が、続いているのですから、システム障害を解消できる人をトップにもって来なければ、問題は解決しません。

新任のトップは、システム障害の専門家ではないと思います。

思いますというのは、新任のトップについて、報道されたのは、どのポストについていたかという経歴だけで、そのポストで、何をしてきたかは報道されなかったからです。

新任は、「何ができる人」という報道をしないことが、全く気にならないというマスコミも、驚くべきと感じます。

仮に、銀行の業務は、システム障害対策だけではないといというのであれば、2トップ体制にして、1人をシステム障害の専門家にするのでも構いません。

いずれにしても、トップか、トップに近いキーパーソンに、システム障害を解消できる人を据えなければ、問題解決のスタートにもつけません。

今回の人事は、現在のトップが予定より、早くやめなければ、ならなくなったので、年功型人事の駒を1つだけ速く進めたように、推察しました。

しかし、この人事では、システム障害は、今後も続くだろうと予想できます。

アメリカの会社であれば、期限付きで、システム障害を解消できる人をヘッドハントして、トップに据えると思います。そうしないと、株主が、だまっていないはずです。

謝罪の記者会見をしたり、減給処分したり、早く退職して、後輩にポストを譲る、それが、現在、見えていることでですが、これらは、今後のシステム障害をなくすこととは、因果関係はありません。

今までのシステム障害は、謝罪しなかったから、発生したわけではありません。

みずほ銀行と同じような人事をしている会社も多いと思いますが、このような人事をしていれば、DXの競争で、生き残ることは考えにくいです。

おまけ

2日前に、「デルタクロンの可能性」について、書きました。

偶然とは、恐ろしいもので、「デルタオミクロン(ΔΟ):音楽と音楽の演奏力の卓越性を促進し、支援することを使命とする、国際的なプロの音楽名誉友好会」があるようです。

もちろん、ウイルスとは、何の関係もありません。

  • Delta Omicron wiki

https://en.wikipedia.org/wiki/Delta_Omicron