2021年9月21日の中秋の名月
機材は、望遠コンデジのCoolpix P610 とm4/3のカメラです。
m4/3のカメラには、75-300m f4.8-6.7のレンズをつけています。このレンズは、暗いので、動いているものは、ぶれて撮影できませんが、月であれば、明るいし、動きませんので、撮影できます。ただし、換算600mmなので、月は小さく、ここではトリミングしてあります。露光は、オートでは、不可能で、マニュアルです。焦点距離もマニュアル設定しています。モニターで出来栄えを見ながら、パラメータを調整して数枚撮って、選ぶ必要があります。
P610 は、換算1440mなので、月は十分に大きく写ります。以下の写真はトリミングしてありません。P610 には、シーンモードに月の撮影があります。このモードにすると自動的に2秒のタイマー設定になります。マニュアルモードの場合は、m4/3と同じで、試行錯誤します。それから、夜景モードでも、自動撮影できました。
以下では、写真1と写真2は、darktableで編集してあります。写真3と写真4は撮影したままです。なお、P610は、RAWに対応していないので、画像はすべてJpegです。
以下に、撮影条件と写真を示します。
細かい点を見ると、差がありますが、どれも、月とわかるのに必要なレベルはクリアしています。
月の写真だけで、風景写真にはならないと思います。ただし、月を入れて、月がそれなりに、写って、なおかつ、風景とのバランスがとれていることは至難です。特に、月を大写しにするには、望遠で、撮影するので、制約がきつくなります。たとえば、写真1の前に撮影した月の写真は、月の高度がより、低かったですが、高圧線の電線にかかってしまいました。
写真5は、アンリ・ルソーのカーニバルの夜です。画家は、月を素材とし並べて絵を作ります。
写真の場合に、同じよう効果を狙うのであれば、月を合成する必要があります。
満月の写真は、その素材にはなります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC
写真1 Coolpix P610 月モード f6.5 1/250sec ISO 125 258mm(換算1440m)
写真2 オリンパス EM1 mark II f8.0 1/250sec ISO 300 300mm(換算600mm)
写真3 Coolpix P610 マニュアル f6.5 1/150sec ISO 100 258mm(換算1440m)
写真4 Coolpix P610 夜景モード f6.5 1/1000ec ISO 400 258mm(換算1440m)
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