初めてのdarktable3.6(3.4改訂版)(1)

これは、2021年1月3日に書いた、初めてのdarktable3.4の改訂版です。

元の記事は以下にあります。

初めてのdarktable3.4(1) 2021/01/03

予定通りであれば、2021年12月25日にはdarktable3.6が出るので、来年には、更に改訂が必要になると思われますが、とりあえず、古い記事をチェックして、修正、加筆を行っています。

darktableの何が良いのか

一番最初に、今回は、darktableの良い点を実例で示します。

カメラ内のJpegを利用している人も多いと思います。筆者も10年くらい前までは、RAWは使っていませんでした。以下では、カメラ内のJpegとRAWは違うという例を示します。以下では、darktableの編集前の画像と編集後の画像を示します。編集前の画像とは、RAWを読み込んで、基本的な編集だけをした画像で、カメラ内のJpeg画像に相当します。これに対して、編集後の画像は、darktableの編集機能を一通り使った画像です。

失敗と思われていた画像が、蘇ります。なお、写真3と4は、走っている自動車の中からの撮影で、手前の画像が流れています。

darktable 3.6大きな特徴は、フィルミックRGBによる広いダイナミックレンジの再現とカラーキャリブレーションによるホワイトバランスを越えた色再現です。

ダイナミックレンジは、写真1から、写真6のような明暗の差が大きい場合と、写真7から写真10のような肌色の中間トーンの再現に効果を発揮します。

 なお、人物の写真は、以下のデータを使っています。

FREE RAW PHOTOS FOR EDITING

https://www.signatureedits.com/free-raw-photos/

 

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写真1 乙戸沼公園 (編集前)

 

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写真2 乙戸沼公園 (編集後)

 

 

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写真3 筑波山 (編集前)

 

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写真4 筑波山 (編集後)

 

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写真5 富士山と田貫湖 (編集前)

 

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写真6 富士山と田貫湖 (編集後)

 

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写真7 女性(編集前、カメラのホワイトバランス使用)

 

 

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写真8 女性(編集後、カラーキャリブレーション使用)

 

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写真9 女性(編集前、カメラのホワイトバランス使用)

 

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写真10 女性(編集後、カラーキャリブレーション使用)

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