ここのところ、細かなWEBの設定の記事が続いたので、気分転換にレンズの記事をのせます。
今まで、鳥を撮影するには、コンデジP610を使っていました。今回は、P610をOlympus ED 75-300mm F4.8-6.7 IIと比較してみます。
写真1に、P610 で鳥を撮影した画像をのせます。
御覧のように、鳥は木の上にいて、下から見上げるように撮影します。このアングルでは、朝夕の光線が横から入る場合を除けば、ほとんどが逆光の写真になります。写真1も逆光の写真です。逆光の写真は、darktableで編集できればよいのですが、P610はJpegだけです。
ここで、カメラとレンズの整理をしておきます。
Nikon Coolpix P610
このカメラと後継機種のB600ともに、Jpegでしか保存できません。上位機種のCOOLPIX P950(換算2000mm)、COOLPIX P1000(換算3000mm)はRAW保存できますが、価格が、P610の3から4倍近くしますので、余程、鳥の撮影を頻繁にする人以外は対象外と思います。
B600のスペック
有効画素数 1602万画素(B600)<=1605万画素(P610) 撮像素子 撮像素子 1/2.3型原色CMOS 総画素数 1676万画素 レンズ レンズ 光学60倍ズーム、NIKKORレンズ 焦点距離 4.3-258mm(35mm判換算24-1440mm相当) 開放F値 f/3.3-6.5 レンズ構成 11群16枚(EDレンズ4枚、スーパーEDレンズ1枚)
OLYMPUS 超望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
次は、オリンパスのレンズです。AF方式 は、ハイスピードイメージャAF(MSC)ですが、要するに位相差を使っていますので、位相差の焦点合わせの付いていない、入門機種では性能が出ません。
このレンズは、テレ端では、f6.7ととんでもなく暗いです。キャノンのKiss Mの便利ズームのテレ端がf6.3ですから、普通はこの辺りが上限ですが、それより暗いです。したがって、夜明けと日没付近での撮影は無理と思われます。とはいえ、センサーもコンデジより大きいですし、なによりもRAWで撮影できます。
OLYMPUS 超望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II のスペック
焦点距離 75-300mm(35mm判換算150-600mm相当) 最大口径比/最小口径比 F4.8(75mm) - F6.7(300mm)/F22 レンズ構成 13群18枚(スーパーEDレンズ、EDレンズ2枚、HRレンズ3枚)
画角 16° - 4.1° AF方式 ハイスピードイメージャAF(MSC)
比較
以下は比較です。
写真2は、P610で撮影した水鳥です。
写真3が、 ED 75-300mm F4.8-6.7 IIで撮影した水鳥です。
写真3の方が、色の深さが、深いと感じられます。
写真4は、 ED 75-300mm F4.8-6.7 IIで撮影したハトです。かなり、いい感じです。
ここでも、ハトの緑色がきれいです。