週の途中ですが、7日移動平均で、東京都の感染者数が減少に転じたので、データを見てみます。
Google Transitデータも更新しました。このデータは、5月2日までで、連休の後半のデータは入っていません。
Googleの予測データも、5月3日版に更新して、これも7日移動平均をEstimatedでプロットしてあります。
東京都の検査データは5月4日に更新されています。
図1に、見るように、感染者数は減少に転じています。
行動制限も小さく(マイナスが大きく)なっていますが、これは、連休効果で、現在の感染者数の減少には対応していません。行動制限のデータは14日ずらしてあります。
図2に、最近の検査数と陽性率のグラフを示します。これは、東京のページのコピーです。検査数と陽性率は、暫定データです。このコピーは5月6日のものですが、あとで、アクセスすると数字がかわります。
図2で注目したい点は、検査数が減って、陽性率が上がっていることです。これから、感染者数の減少は、検査数の減少が大きな原因であることがわかります。
図3には、正月ころのデータを示します。ここでは、検査数が減って、感染者数が、一時減っていますが、また、増加しています。
経済統計データでは、1か月の日数による生産量などのばらつきの影響を避けるために、12か月を全て、30日に換算した標準月でデータ
を整理します。同じ視点に立てば、陽性率の方が、感染者数より、意味のある数字です。図2で、陽性率は上がっていますので、検査数が落ちている分も考えれば感染者数は減っていないと思われます。
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COVID-19 感染予測 (日本版)5月3日版
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NHK特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
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都内の最新感染動向
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
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Google Mobile Report
https://www.google.com/covid19/mobility/ Accessed: <2021.5.6>2021-5-6version.