３月第４週の東京都の感染者数の変化～コロナウィルスのデータサイエンス（１９５）

３月第４週の東京都の感染者数のまとめ

3月23日までの感染者データをまとめておきます。

３月19日に、東京都の検査データが更新されました（正確には、3月20日 17:30 更新）。３月19日の検査データをチェックしました。陽性率が微増で、感染者数も微増になっています。

2021年3月19日の（７日間移動平均値をもとに算出した）検査の陽性率は、3.7(3.5,3.3) %で、検査人数は6035.3(6,760.7,6,417.9) 人です。()は、3月16日と3月9日の値です。検査データが、更新されると、データは日付をさかのぼって修正されますので、最新の陽性率は、暫定値です。

Google Transitデータも更新しました。

Googleの予測データも、3月21日版に更新して、これも7日移動平均をEstimatedでプロットしてあります。

図１が、3月21日版のGoogleの予測値と、東京都の感染者数、経路不明感染者数です。

行動制限率は、7日移動平均では、ー32%(先週-34%より2%増加)くらいまで戻っています。ここ2週間は、感染者数と経路不明感染者の減少が止まっています。これを1時的とみるか、トレンドとみるかで、将来予測が違ってきます。図１のGoogle予測は、1時的とみているようで、これからの4週間で、感染者数は、200人近くまで減るという予測です。以上は、先週と同じです。

図２に、11月1日からの東京都の経路不明率と陽性率を示します。経路不明率と陽性率は、ここ2，3日は、増加しているように見えます。このデータには、7日移動平均フィルタがかかっていません。

図３に、感染者数の1週間前の同じ曜日との差を示しています。東京都が前週との比を使うようになったので、前週との減少比率（1week_ratio）もプロットしてあります。青い線の感染者数の差は微増で、グレーの比率は増加しています。行動制限率は、緩んで減少しています。

図４に、東京都の前週の同じ曜日との感染者数の差（横軸）と陽性率の差（縦軸）を示します。陽性率は増加しています。図4を、巨視的にみると、大きな流れは、陽性率であるように見えます。