東京都の感染者数は第3波にはいったか～コロナウィルスのデータサイエンス（１５２）

先週、東京都は微増であるが、増加傾向が続くと第3波に入るかもしれないと申し上げました。第3波がほぼ確定したと思われるので週の途中ですが、まとめておきます。

また、合わせて、大阪府のデータもグラフにしてみました。

毎回のことですが、東京都も大阪府も感染者数と、Google Transitのデータは7日間の移動平均になっています。

Google Transitデータも更新しました。

図１に見るように、東京都の感染者数、経路不明感染者数共に微増です。最近3日は検査数が4200人、陽性率が4.9%前後です。先週の後半3日は検査数の3800人、陽性率が4.2%前後と比べ、検査、,陽性率が増えています。検査数はそれでも先々週よりは少ないです。

東京都の場合には、9月から2か月、感染者数とGoogle Transitのデータは、ついたり、離れたりして同じ水準でしたが、今週に入って、感線者数が分かれてしまったので、第3波になったとみています。

図2の大阪府については、Google Transitが25%を切った辺りが、分岐点だったのかも知れませんが、東京都のように、2つのデータの変動には対応はありません。

同じ目で図１の東京都のデータをみると、Google Transitの25%辺りが分岐点だったのかもしれません。

もっとも、あまり細かな数字には意味がないと思いますから、数字の解釈は、東京、大阪、共通で、ー30%以上の行動制限があったときは、再増加リスクは低かったが、－30%を切ったあたりから、怪しくなってきた程度にとどめておくべきとも思われます。