前回は4月1日に大阪府の3月のデータをチェックしています。
それから、2週間たっていますが、大阪府の感染者数は、増加し続けています。
大阪府の感染者数がふえているので、2週間ずらしたGoogle Transitデータとの対応を見ておきます。なお、感染者数、Google Transit共に、7日移動平均をかけています。
図1に、大阪府の感染者数とGoogle Transitデータを示しています。増加率は指数的に増えているように、見えます。Google Transitデータは、もう少しで一番行動制限の緩いレベルに達します。行動制限率は、東京都と比べると、6ポイントくらい、大阪府の方が緩いです。感染が拡大しているのに、行動制限率が緩くなり続けていますから、行動自粛要請は、効いていません。
図1から、明らかなことは、第1回目の非常事態宣言には、大きな行動抑制効果がありましたが、第2回目のその効果は小さくなっていることです。
図2は、東京都のグラフと同じように、Google Transitデータを14日先行させたグラフです。つまり、14日先までの、感染者数を変更することは難しいだろうという考えです。
年末年始の大きな行動制限によって、感染者数が減少したことがわかります。
4月1日から4月14日の間の感染者数の増加は約570人です。あと2週間このペースで進めば、感染者数は、4月末には、1500人になります。これは、線形予測で、指数的予測ではありませんので、予測の幅の最小値に近くなります。ちなみに、4月11日版のGoogle予測では、4月末は4000人です。Google予測は変動が大きいので、4000人をそのまま鵜呑みにはできませんが、1500人を切るのは難しいと思われます。
-
NHK特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
-
COVID-19 感染予測 (日本版)4月11日版
-
Google Mobile Report
https://www.google.com/covid19/mobility/ Accessed: <2021.4.14>2021-4-13version.
上記は、2021年のデータのみです。2020年はより古いデータを使っています。