平沢官衙遺跡~つくば市とその周辺の風景写真案内(179)

平沢官衙遺跡(ひらさわかんがいせき)は、奈良・平安時代の郡の正倉と推定される、地方官衙の代表的遺跡です。常陸国風土記に登場する11郡のうち、筑波郡郡衙(郡役所)跡と考えられいる国指定史跡です。

常陸国風土記(721年)の記載は以下です。


筑波郡

郡(郡衙)の西十里に騰波の江在り。


簡単に、言えば、正倉院の田舎版のようです。建物は1997年から6年かけて復元されています。

写真1が全景です。

写真2は、白い建物と校倉の建物です。

建物は8世紀後半にあったと思われるものを復元しています。

そのころ既に瓦があったのですが、瓦が出土しなかったことから、復元に際して、屋根に瓦は使わなかったようです。瓦がないので、一見すると、とても古い時代にも見えますが、奈良時代です。

写真3は、遺跡からみた、筑波総合体育館です。この角度でこれだけ個性がある点は優れています。

 

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写真1 平沢官衙遺跡

 

 

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写真2 平沢官衙遺跡

 

 

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写真3 筑波総合体育館

平沢官衙遺跡 茨城県教育委員会

https://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/kuni/shiseki/12-18/12-18.html