darktable 3.0 のテストリリースが始まっているようです。
https://www.darktable.org/2019/11/darktable-300rc0-released/
ここでは、windows版をつかっていめすが、Linux版とMacOS版もあります。
CanonのCR3にはまだ、対応していないようです。
重要な変更がいくつかあります。
以下に、網羅的ではなく、とりあえず目についた点を記します。
起動画面
モジュールの起動はモジュール名を左クリックすればできます。モジュール名の右端のアイコンはなくなりました。
ライトテーブルにタイムラインビューが導入されました。
ショートカットキー変更
ブレンド、トーンカーブ、カラーゾーン、フィルライトモジュールのカラーピッカーで、「Ctrl+クリック」で領域を選択できるようになりました。
タグ、カラーラベル、評価、メタデータ、削除された履歴スタック、貼り付けられた履歴スタック、および適用されたスタイルに対して、元に戻す/やり直しのがサポートされました。
元に戻す/やり直しに使用される「CNTL+z」がライトテーブルで使用できます。以前は、これがフォーカスポイントでプレビューするために割り当てられていました。プレビュー(以前は「z」)とフォーカス検出付きプレビュー(以前は「CNTL+z」)がそれぞれ「w」と「CNTL+w」に割り当てられました。
モジュールの変更
トーングループの「フィルミック」モジュールは「フィルミックrgb filmic rgb」モジュールに代わり、古いモジュールは廃止されました。このモジュールは、ベースカーブ、シャドウ、ハイライトを置き換えるように設計されています。
基本グループに「トーンイコライザー tone equalizer」モジュールが追加されました。このモジュールには、黒の領域から鏡面反射までの9つのコントロールが付属しています。スライド、カーブ、または制御可能なピッカーを使用して画像上で直接、各領域を調整できます。
ノイズ除去のプロファイルが変更、改善されています。
基本グループに「基本的な調整 basic adjustments」モジュールが追加されました。露出、ハイライト圧縮、コントラスト、輝度、彩度を調整できます。 Rawtherapeeの自動レベルに基づいた自動機能もあり、画像全体または選択領域で機能します。
トーングループに「rgbカーブ rgb curve」モジュールが追加されました。作業プロファイルで選択されたRGB色空間で動作します。曲線とヒストグラムは、作業プロファイルを使用して表示するか、50%グレーに拡大縮小できます。「CNTL+クリック」でカラーピッカーを使用すると、領域ごとの選択ができます。 2番目のカラーピッカーは、画像から選択した領域に基づいて、最小、平均、中間、最大の4つのノードを曲線に追加します。
トーングループに「rgbレベル rgb level」が追加されました。リンクされた独立したチャンネルを持ち、色オプションを保持し、RGBネイティブです。
まとめ
モジュールの変更もありますので、以下では、説明をdarktable2.6とdarktable3.0で分けた方が、よいと思われます。そこで、次からは、
(darktable2.6第28回)
(darktable3.0第28回)
のようにdarktableのバージョンを明記したいと思います。
多くの2.6のモジュール操作方法は、3.0でも使えると思われますが、変更されたものもあます。また、細かなインターフェースが変更になっている場合もあるので、バージョンを明記したいとおもいます。