このモジュールの特徴は、他のモジュールとの機能を重複をすることで、基本的な調整機能を1つのモジュール内に集約していることと、自動調整をしてくれることにあります。
前にも述べましたが、darktableの設計理念は、unixカルチャーに近いと思われます。つまり、操作する人が、常に、何をしたいのかを頭の中に描いていることを前提に設計されたモジュールが多いのです。この点では、基本調整モジュールは異色のモジュールと言えます。
ただ、何も考えずに、自動調整で、良い結果を得たい人もおおいと思われますので、便利なモジュールといえます。
とりあえず、darktableの使い方が分からない場合の最初の第一歩のモジュールになります。
ただ、基本グループには、このモジュールと同時に、tone equalizerモジュールも追加されています。これは、逆に、何をしたいのかが明確でないと使えません。基本グループに全く性格の反対のモジュールが追加された点は注目されます。
まず、ダークルームをひらくと、darktable3.0ではデフォルトで利用されるモジュールが増えています。
darktable2.6に比べ、一部では3.0の方がレスポンスが悪く感じられるのは、こうした処理量の違いに由来するのかもしれません。
さて、モジュールを開くと、次の画面になります。
結果です。左が元の画像、右が処理画像です。自動調整で、画像が見やすくなっています。
実は、この前に、逆光写真で、自動調整をかけたのですが、うまくいきませんでした。
自動調整ができるようになったことは喜ばしいですが、まだ、限界ははっきりあるようです。