マウントアダプターを使うと古いレンズをミラーレスカメラで使うことができます。
マニュアルフォーカスの古いレンズの場合には、電子接点がないので、EXIFに、レンズデータが保存されません。
あるいは、マウントがあっていても、電子接点がないとEXIFにレンズのデータが記録されません。
darktableで表示すると、写真1のようになります。
シャッター速度とISOは表示されますが、絞りと焦点距離は表示されません。
単焦点レンズの場合には、焦点距離は、レンズの焦点距離で固定です。
絞りの記録は、メモをとるしかありませんが、焦点距離は、レンズが分れば、決められます。
この場合、写真1のようなdarktableのダークルームで、焦点距離を表示させるためには、EXIFを編集する必要があります。
これは、かなり面倒です。
そこで、表示は諦めて、焦点距離が分れば十分と割り切ります。
最近、使っている方法を紹介します。
レンズを交換して、例えば、10枚の写真を電子接点のないマニュアルレンズで撮影したと仮定します。
このときに、まず、編集する必要があるファイルは、10枚の画像のうちの最初の1枚目と最後の10枚目だけです。
残りの8枚は、ファイル名が連続になっていれば、同じレンズを使ったと判断できます。
次に、EXIFの編集は面倒な上に、ファイルを壊すリスクも高いので、やめて、ファイル名のリネームで代用します。
これには、irfanviewのような、応答速度の速いソフトを使うと便利です。
例えば、CANONのEF-50mmF1.8 を使って撮影した場合は、こんな感じです。
もとのファイル名 リネームしたファイル名
File001 File001CANON-EF50F18
File002 リネームせず
File003 リネームせず
File004 リネームせず
File005 リネームせず
File006 リネームせず
File007 リネームせず
File008 リネームせず
File009 リネームせず
File010 File010CANON-EF50F18
CANON-EF50F18は面倒ですが、持っているレンズの種類が少なければ、通常は、C50F18でも十分と思います。