郵便番号の検索の不思議

年賀状のシーズンになって、郵便番号の転記ミスで、桁が不足している場合が見つかりました。

 

そこで、住所を入力して、郵便番号を検索しました。

 

「郵便番号  XXX(住所)」を入れて、Google検索をかければ、郵便番号が見つかります。

 

これは、当たりまえのことです。

 

当たり前でないのは、日本郵便の方です。

 

都道府県、市町村、末端住所と3段階の選択をしないと、郵便番号が表示されません。

 

これは、郵便番号が始まったときに、郵便番号簿を検索したときと同じ手順です。

 

つまり、電子データが読めない人間のプロトコルです。

 

これでは、まともな、電子化とは言えません。

 

最近の切手はシールになっていて、裏にのりがはってあります。

 

しかし、差出人住所、受取人住所、郵便物の規格のデータから、料金は、計算できますので、切手は必要ではありません。

 

郵便の本質は、情報を最後に紙媒体で、各戸に届けることです。

 

紙であれば、スマホやパソコンのない人でも読むことができます。

 

この部分以外は、紙の必要がありません。

 

例えば、本州から、沖縄に郵便を出す場合、沖縄までは、Eメールと同じように、電子媒体で送って、沖縄の郵便局で印刷して、配達しても、同じことができます。

 

料金は、差出人のプリペイドの中から、支払ってもよいはずです。

 

受取人と差出人の住所が、電子媒体でかかれていれば、郵便番号は不要なはずです。

 

CO2を吐き出して、本州から沖縄まで、紙を転送することは馬鹿げています。

 

ものを送る郵便と情報を送る郵便は、全く違います。

 

情報を送る郵便には、高い自由度があります。

 

Eメールには、ジャンクメールが多いので、パソコンやスマホを持っていても、差出人が不明の場合には、紙の郵便しか見ないことも多くあります。

 

紙の郵便には、コストがかかります。

 

郵便局が、指定したEメールを読んだ場合には、郵便料金の一部が、読者に還元されれば、紙と同じように読む人がでると思われます。

 

その際に、メールの安全性を郵便局が保証すれば、紙のメールにこだわらなくも、郵便ビジネスは可能です。

 

もちろん、こうしたサービスは、宅配便等の会社でもできます。

 

こう考えると、郵便番号が未だにあること自体が、不思議に思われます。