犬とロケットの写真の場合の問題です。
撮影したい写真は、写真1のようなアングルです。
写真2を見ると、犬には、焦点があっていません。
「カメラの被写界深度の計算 」のページで計算してみます。
後方20mに焦点を合わせて場合で14㎜の場合です。
F4で、151cmが最短の焦点の合う範囲です。
F8で、78cmが最短の焦点の合う範囲です。
後方10mに焦点を合わせて場合で14㎜の場合です。
F4で、143cmが最短の焦点の合う範囲です。
F8で、76cmが最短の焦点の合う範囲です。
F8で、56cmが最短の焦点の合う範囲です。
写真1は、F5なので、F11まで絞ればよかったことになります。
後方10mに焦点を合わせて場合で22㎜の場合です。
F8で、168cmが最短の焦点の合う範囲です。
これから、広角レンズでないと、被写界深度が取れないことがわかります。
ズームレンズの広域端で考えます。
後方10mに焦点を合わせて場合で12㎜の場合です。
F8で、57cmが最短の焦点の合う範囲です。
10mとF8で比べると、12㎜なら、57㎝、14㎜なら、76cmなので、20㎝違います。
12㎜からのズームを使った方がよさそうです。
計算サイトは、かなり有益です。
レンズの画角は、35㎜換算ではありません。
MFTでは、12㎜(換算24㎜)は、標準ズームですが、APS-Cでは広角ズームになります。
MFTは被写界深度が深くてボケ量が小さいですが、写真1のようなアングルでは、被写界深度が欲しいので、有利になります。