カラーキャリブレーションの課題

カラーキャリブレーションとホワイトバランスを比較して整理しておきます。

 

写真1は、ホワイトバランスモジュールをつかい、カメラのホワイトバランス設定をコピーしています。

 

これだけ見れば、大きな問題はありません。

 

写真2の左側は、写真1と同じホワイトバランスモジュールで、カメラのホワイトバランス設定をコピーしています。

 

写真2の右側は、カラーキャリブレーションモジュールで、ピッカーを使っています。

 

犬の顔を見ればわかりますが、カラーキャリブレーションモジュールは、ホワイトバランスモジュールより、白を正確に抽出しています。

 

写真3は、カラーキャリブレーションモジュールで、day lightを使っていますので、ホワイトバランスモジュールと同じ働きをしています。

 

写真4の左側は、カラーキャリブレーションモジュールで、day lightを使っています。

 

写真4の右側は、カラーキャリブレーションモジュールで、ピッカーを使っています。

 

犬の白い毛に注目すれば、カラーキャリブレーションモジュールで、ピッカーを使った方が良い結果になります。

 

しかし、画像全体の色合いをみると、カラーキャリブレーションモジュールで、ピッカーを使った方は、不自然で使えません。

 

この場合には、カラーキャリブレーションモジュールでは、ピッカーは使わず、マニュアルで、day lightを使います。

 

カメラのオートホワイトバランスは、緑が多い場合には、上手くいかない気がします。

 

メーカーによる差もあります。

 

ホワイトバランスモジュールで、カメラ設定の色温度を選んでみれば、カメラのオートホワイトバランスに問題がある場合がわかります。

 

この場合には、daraktableのカラーキャリブレーションモジュールのピッカーが失敗する確率が高くなると思われます。

 

なお、Aurélien PIERREさんによると、シーン参照ワークフローの弱点は、ホワイトポイントが編集に伴い移動する点にあるようです。これが影響している可能性もあります

 

写真1

 

写真2

 

写真3

 

 

写真4