ETTRとHDR(10)

ニコンの桜シーン

ニコンのカメラには、シーンモードに桜があります。

 

これはRAWでも、保存できます。桜のシーズンですので、このモードが何をしているか、調べてみました。

 

 

写真1と写真3が、桜のシーンモードです。

 

写真1を撮影してみたところ、F11になりましたので、写真2は、絞り優先で、F11で撮影しています。

 

写真1と写真2では、桜のシーンモードの方が、シャッター速度が速くなり、ISOが上がっています。

 

風景写真なので、F11は当然ですが、シャッター速度が1/500秒は予想外でした。これは、風で、桜が揺れる場合の動体ブレ防止と思われます。

 

darktableで、シーン参照モードで読み込むと、デフォルトでは、カメラのホワイトバランスは無視されて、カラーキャリブレーションモジュールが使われます。

 

それでは、カメラのホワイトバランスの設定がわからないので、写真1と写真2の画像のカラーキャリブレーションモジュールをオフにして、ホワイトバランスモジュールで、カメラのホワイトバランスを使いました。その結果が、写真3と写真4です。

 

色温度は、写真3が5066K、写真4が、5060Kで、差はほとんどありません。

これから、桜シーンモードは色温度は調整していないと予想されます。

 

 

写真1 ニコンの桜シーン(シーンモード)

 

 

 

写真2 ニコンの桜シーン(絞り優先)

 

写真3 ニコンの桜シーン(シーンモード)

 

 

写真4 ニコンの桜シーン(絞り優先)