以下では、アドビの編集例に従って、編集してみます。
ステップは5つあり、1つずつ比較します。
2)手順1/5:基本補正パネルの各項目を調整
アドビの説明
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Lightroomでウインドウ右上の「現像」を選択します。
光が差し込んでいる写真右側を見ながら、基本補正パネルの「色温度」を調整します。「色かぶり補正」で発色を整え、「ハイライト」と「シャドウ」の微調整で光芒、木々の葉、岩のメリハリを出します。
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「色温度」はdarktableでは、ホワイトバランスモジュールです。
darktableのホワイトバランスモジュールには、「ハイライト」と「シャドウ」の微調整がありません。
しかし、darktableのカラーのモダンワークフローでは、ホワイトバランスモジュールは、無効にして、カラーキャリブレーションモジュールを使います。
その自由度は、Lightroomのホワイトバランスとは比較にならない程大きいです。
また、カラーキャリブレーションモジュールには、「ハイライト」と「シャドウ」の微調整がありませんが、この機能は、カラーバランスRGBモジュールで調整できますので、問題はありません。
ですから、「手順1/5:基本補正パネルの各項目を調整」は、darktableで、問題なく対応できます。
なお、Lightroom「基本補正パネル」に相当するdarktableのパネルは、クイックアクセスパネルですが、ここでは、「ハイライト」と「シャドウ」の微調整はできませんので、カラーバランスRGBモジュールを開く必要があります。この点を考えると、darktableでは、「ハイライト」と「シャドウ」の微調整は、ステップ1では行わず、先送りするのが合理的です。
なお、12月にバージョンアップ予定のdarktable4.2では、カラーバランスRGBモジュールの大幅なバージョンアップが予定されています。
darktableを使う場合の難点は、クロマ、サチュレーション、バイブランス(vibrancs)、ブリリアンス等の用語が従来のRAW現像ソフトより増えている点で、この違いは使って、体で覚えるしか方法はありません。