風景写真の空の処理を考えます。
光は空からくるので、風景写真では、空が一番明るくなります。
つまり、空は白飛びしやすくなります。
空が白飛びしない露光では、陸の部分の露光が暗めになってしまいます。
解決策は次があります。
(1)空の部分にだけ色のついたフィルタ―を使う。
(2)ゾーンシステム(darktableなら、トーンイコライザー)をつかって、ゾーン毎に露光を調整する。
(3)カラーライズモジュールの描画フィルタ―で、空の部分を暗くする。
(4)露光モジュールのインスタンスを追加して、空の部分を暗くする。
(5)トーンイコライザーのインスタンスを追加して、空の部分を暗くする。
今回は、(3)の例です。
写真1が元の画像です。
写真2では、カッラーライズモジュールのグラデーションフィルタ―を設定しています。
写真3では、空の部分を夕焼け風に赤くしてみました。
この方法だと、水にも赤色の反射が写るはずなので、不自然なので、止めます。
写真4では、空を青色で暗くしました。
写真5では、露光モジュールで露光を上げています。こうすると、陸の部分が明るくなって、良く見えます。
一方、空の部分は、暗くしたので、白飛びすることはありません。
つまり、これは、「(1)空の部分にだけ色のついたフィルタ―を使う」を再現したつもりです。