絞りを絞りすぎると回折の影響がでます。
詳しくは、「絞り値と回折の影響」をみてください。
この回折の影響は、Digital Photo Professional(DPP)のデジタルレンズオプティマイザ(DLO)で補正できます。
今回は、DLOの効果を比較してみます。
EOSーRシリーズのカメラでは、カメラ内現像で、回折がえきますが、Kiss M/M2のEOS-M
シリーズの場合は、パソコンのDPPの上で補正する必要があります。
補正した画像は、キャノンのRAW形式のCR3で保存できますので、補正しない画像と同じように、darktableで、RAW現像することができます。
今回は、補正しない画像と、回折DPPで補正した画像を比べてみます。
写真は、左が、補正のない画像で、右が、DLOで補正した画像です。
写真1は、F8の場合です。DLOの補正なし(左)とDLOの補正あり(右)の差ははっきりしません。
写真2は、F14の場合です。DLOの補正なし(左)とDLOの補正あり(右)の差はあり、右の方が、細部の解像度が高いと思われます。
特に、背景の藤の部分の差が大きいです。