M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIは、2013年に発売されたレンズで、発売当初は、63,000円(税込69,300円)だったのですが、1年くらい前に、価格が変わって、35000円くらいで、入手できるようになりました。
それまで、梅の花に来るメジロをコンデジで撮影していたのですが、RAW保存できないので、編集に苦労していました。
35000円は、交換レンズの価格では、ほぼ、最安値で、F4.8-6.7と暗いので、写りにあまり期待できないのですが、鳥を撮影するのは、梅の時期だけなので、1年前に注文しました。ところが、品薄になって、納品されたのは、梅の花が終わった後でした。
最近、梅の花が咲いて、メジロが来るようになったので、初めて、メジロをを撮影してみましたので、報告します。
最初は、レンズの比較です。
写真1は、オリンパスの12-100mmF4.0のレンズ、100mmF4.0(換算200mm)撮影しています。プロレンズなので、レファレンスになります。
写真2は、75-300mm F4.8-6.7のレンズで、広角側75mmF4.8で撮影しています。このレンジは、12-100mmF4.0と重なっていますので、あえて、75-300mmをつかう必要はありません。
75-300mmのレンズを購入する人で、75mmを使う目的で購入する人はいないと思います。
写真2に、写真1のプロレンズ程の解像感がないのは、もちろんですが、それなりに、ボケています。
12-100mmのレンズは、換算24-200mmになるので、1本で、標準と望遠ズームの範囲をカバーできる長所がありますが、ズームレンズは、意識しないと、両端で使うことが多くなります。
75mmで、撮影してみる価値があったことを忘れています。
写真3は、300mmで梅を撮影しています。値段の割には、検討していると思います。
写真4は、レンズ購入の目的のメジロを300mmで、撮影しています。
写真4の方が、写真5と写真6よりは、鳥の色のグラデーションに余裕があります。
m4/3は、フルサイズに比べると小さなセンサーです。
m4/3(センサーの小さいカメラ)は何かという説明がされていることは少ないです。
m4/3は、要するに、フルサイズの中央をトリミングしていると理解することにしています。
m4/3の300mmの換算画角は、2倍の600mmになります。
これば、フルサイズのカメラの300㎜のレンズをつけて、中央をトリミングしたこと同じです。
つまり、実態は、600㎜で撮影している訳ではありません。
中央をトリミングするメリットとデメリットは以下です。
1)トリミングする中央以外のレンズは不要なので、レンズが小さくなります。
2)トリミングする中央以外のレンズは不要なので、レンスが安価になります。
3)レンズの設計は、中央がひずみが少なく、周辺に行くほど難しくなるので、トリミングに比率より、より安価で、性能の高いレンズを作りやすくなります。
4)欠点は、トリミングしてしまうので、周辺は写らなくなります。
メジロを撮影した結果では、当初期待した性能は、あったと思います。
特に、メジロが木の枝で、影になっている部分が問題です。写真5のコンデジでは、影の部分のグラデーションが、つぶれていますが、写真4では、グラデーションが残っています。