イルミネーションの撮影とdarktable 3.8による編集(3)

もう少し、イルミネーションの編集について、検討しますが、それは次回にして、今回は、書き忘れたことを、2点、書き足します。

シャッター速度

前回のシャッター速度優先で、イルミネーションを撮影して、シャッター速度は、1/4秒か、1/2秒にする方法には、欠点があります。

それは、ペットのような動く物体があると、使えないということです。実際に、犬を撮影したのですが、全滅でした。

イルミネーションは、光量が少ないですが、動く物体がある場合には、シャッター速度を、もう少し、速くする必要があります。

また、LEDのライトを持っていって、人物や犬の顔を照らしました。暗いところを背景に、人物を撮影する場合には、ストロボを焚いて、スローシンクにするのが原則です。しかし、被写体以外の人が周辺にいる状態でストロボを焚くと、よい顔はされません。LEDライトで、顔にあたる光量を調整しながら、撮影すると、人物の場合には、簡単に、人物と背景のイルミネーションが撮影できます。

LEDライトは、動画撮影では、必須の器具ですが、静止画にも使えます。

しかし、この方法では、シャッター速度が遅くなるので、犬は、ぶれてしまいます。

犬の場合には、ストロボを焚いて、スローシンクにすべきでした。スローシンクにすれば、カメラのシャッター速度ではなく、ストロボの発光時間で、手前の被写体が撮影されます。

darktable3.8のレンズのエラー

darktableの3.8では、キャノンのCR3のRAWファイルが読めますが、レンズエラーが発生します。

このことは、以前に、報告しています。

その後、ニコンのカメラのRAWファイルでも、エラーが出たので、調べてみた結果、レンズエラーは、キャノン以外のメーカーのRAWファイルでも、広く発生するようです。

これは、不便なので、早い時期に、マイナーバージョンアップがあると予想しています。

いまのところ、レンズによっては、レンズ補正ができないか、できていてもエラーが出ているかのいずれかになっています。