カメラのレンズは資産で、長い間使えると考えられていた時代がありました。
現在、カメラのレンズは消耗品です。
その理由は次の2点です。
(1)レンズの性能が劇的に改善されているので、オールドレンズを使うメリットはありません。
(2)マウントが変更されるので、マウントに対応したカメラ本体がなくなるとレンズは使えません。
1)Kiss Mの故障
2018年 3月23日 発売のKiss Mのシャッターが落ちなくなりました。
レンズをひととおり持っているので、修理をしました。さらに、安全をかんがえて、Kiss M2を購入しました。
2)FUJIFILM XF10の故障
2018年 8月23日 発売のXF10の調整ダイヤルの1つが壊れてしまいました。
このカメラは、3.5万円くらいで購入したので、修理するか、考えています。
APS-Cのコンデジは少ないので、XF10の中古価格は、8.5万円もします。
調整ダイヤルが壊れても、オートモードで撮影できれば、それでも十分なのですが、XF10のオートモードは、Jpegにしか対応していません。
3)LUMIX DMC-LX100の故障
2014年11月13日発売のLX100は、現在使用している唯一のコンデジです。
実売価格は、10万円くらいでしたが、後継機のLUMIX DC-LX100M2(2018年10月18日 発売)が出た時に、半額で購入しました。
LX100M2の価格も実売10万円前後でした。価格が下がったら乗り換えてもよいと思っていたのですが、LX100M2も製造中止になり、現在は、中古でも15万円くらいします。
故障して、LX100ののISOが設定できなくなりました。
ファームウェアのアップデートを試みましたが、現在、パナソニックは、LX-100のファームウェアのデータを削除しています。
パナソニックは、サポート期間を終了したデジカメのファームウェアデータは、削除するようです。
結局、設定のリセットをして、エラーは回復しました。
この次、故障した場合は、ミラーレスに移行することになりそうです。
4)カメラの価格
2018年までは、カメラの新機種の種類も多かったです。
2023年現在では、カメラの台数が売れなくなったので、カメラの価格に占める開発費の割合が増えて、カメラの価格が上がっています。
キットレンズ付きのレンズ交換式カメラの価格は、2018年の6万円くらいから、2023年には、10万円をこえるまで上がっています。
一方、2018年のカメラでも、十分性能がよいので、あえて高い新機種を買うメリットはありません。画角には、代替性はありませんので、予算は、レンズに振り分けるべきです。
マウントがミラーレスに代わって、レンズも大分置き換わっています。
しかし、価格もあがっています。
たとえば、EF50mm F1.8 STMは、1.5万円ですが、RF50mm F1.8 STMは、2.8万円なので、1.86倍になっています。
EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、6.8万円ですが、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、6.2万円なので、この場合は、ほぼ同じ価格です。
EF-Mマウントのレンズで、RF-Sマウントに置き換わったものは、まだ一部です。
ミラーレスマウントのレンズの価格が落ち着くまでには、まだ時間がかかると思われます。
キャノンは、EF-MとRF-Sは入門用に位置付けていますでの、価格を抑ええて、販売数をかせぐ、マーケット戦略ですが、フルサイズでは、そうはなっていませんので、価格が上がっています。
5)ストロボの代替性
久しぶりにLX-100を取り出した理由は、ハイスピードシンクにあります。
ストロボの撮影が複雑になる理由は同期速度の制限にあります。
これは大変めんどうなので、スキップして、ハイスピードシンクを使うことを考えました。
ニコンの場合、カメラ本体とストロボの双方が、ハイスピードシンクに対応している必要があります。双方とも〇でなければ、だめです。
D750 〇
D5600 ×
スピードライト
SB-700 〇
SB-300 ×
Kiss M/M2は、カメラが対応していないので、×です。
パナソニックのフラグシップDC-G9の場合、次のようにかかれていますので対応していません。
外部フラッシュ対応 ○(ホットシュー、ワイヤレス対応、TTL調光対応)
パナソニックは、全滅の可能性があります。
オリンパスの場合、2013年に発売された入門機E-PL6には次のように書かれています。
外部フラッシュ調光方式 TTL調光、マニュアル、オート、FP TTLオート、FPマニュアル
FP発光は、ハイスピードシンクロなので、オリンパスは、基本的にすべてOKです。
ハイスピードシンクロ対応のストロボは、Godoxであれば、1から2万円で購入できます。
ただし、サイズは大きくなります。
そこで、LX-100を考えました。
LX-100はレンズシャッターなので、同期速度の制約をうけません。
なので、ストロボをつければ、全て、ハイスピードシンクロになります。
手元には、LX-100用の小型のストロボ、DMW-FL70(GN7/ISO100)と、オリンパスのカメラにおまけでついてきたFL-LM3(GN9/ISO100)があります。
LX-100は、MFTに準ずるので、パナソニックのMFTのストロボが使えます。
LX-100に、FL-LM3を付けたところ、でっぱりがあって装着できないことがわかりました。
これは、DC-G9でも同じでした。
パナソニックのストロボは、オリンパスのカメラにはつくが、逆はできません。
Godoxなどのストロボメーカーは、MFT用は1種類の機種しか出していませんので、パナソニックとオリンパスの双方のカメラに装着できるように、でっぱりのない形状のプラグにしているようです。
パナソニックのストロボの売れ筋は、DMW-FL200L(GN20/ISO100)です。
国産で、兼用のストロボはこれしかなさそうです。
日中スローシンクには、DMW-FL70(GN7/ISO100)では全く不足ですが、夕方なら使えるかも知れません。
これから、テストしてみます。