小貝川ふれあい公園(1)シモンちゃんバス~つくば市とその周辺の風景写真案内(557)

小貝川ふれあい公園(1)シモンちゃんバス

小貝川ふれあい公園は、下妻市の旧小貝川の河川敷中心整備された公園で、28.26haあります。砂沼広域公園の25.56haを越えて、下妻市内では、一番大きな公園です。

写真2と写真3が、案合図です。

ちなみに、下妻市には、都市公園は12しかありません。田舎なので、公園がなくても自然があるのかもしれません。

どらえもんののび太は、資材置き場で遊んでいますが、最近では、事故がおこると私有地の持ち主の管理責任が問われることが多くなったため、グレーソーンで一部開放されている私有地はなくなりました。学校の校庭も、以前はグレーソーンで、早朝トレーニングに使っていた人もいましたが、現在では閉鎖されています。こうした点を考えると、街区公園が増えるのもやむをえないと思います。

つくば市には、都市公園が204ありますつくば市の公園は、数は多いですが、サイズの小さな街区公園が多く、一人当たり公園面積は、茨城県の平均レベルで、とても、学園都市とは言えないレベルです。特に、最近は、人口当たりの公園面積が毎年低下しています。

2つの市の諸元は以下です。

下妻市 面積 80.88km2 総人口 41,273人(推計人口、2021年9月1日)

つくば市 面積 283.72km2 総人口 249,434人 (推計人口、2021年9月1日)

これから見ると、差は6倍くらいです。そうすると下妻市に公園が、30以上はあってもよい気がします。

特に、砂沼広域公園と小貝川ふれあい公園を合わせた公園面積が、全公園面積の86%になっている点は、問題があります。こうなると人出は2つの大きな公園に集中するので、駐車場の容量が不足します。

現在の駐車場は、下妻市によれば、379台です。


・ネイチャーセンター北側 普通車102台、バス3台(開放時間6:00~22:00) ・上流コアゾーン      普通車77台、バス3台 (ネイチャーセンター北 500m)

・河川敷駐車場(増水時は使用できません)  ・スポーツゾーン駐車場  普通車100台  ・祝橋南側駐車場      普通車100台 


下妻市観光協会のHPには、普通車256台、大型車3台(上流コアゾーン含む)と書かれていますので、最近、駐車場の拡張が行われています。

下妻市で、小貝川ふれあい公園と面積のほぼ同じ、砂沼広域公園には、861台の無料駐車場がありますので、379台駐車場は十分ではないと思われます。

写真3の駐車場の位置を見ると、当初設計で、駐車場が軽視されていたことがわかります。

小貝川ふれあい公園は、写真1のように、「フラワーゾーン」、「バーベキュー場」、「こども広場」、「スポーツゾーン」、「ネイチャーセンター」、「自然観察ゾーン」、「パークゴルフ場」に分かれています。

さて、下妻市には、「シモンちゃん」というイメージキャラクターがあります。

 

ピクシブ百科事典と通信用語の基礎知識とによれば、次のようになります。


旧・下妻市にも「シモン」「ニューシモン」というイメージキャラクターが存在しており、旧・下妻市から数えた場合、このシモンちゃんは3代目のキャラクターになる。 現在の下妻市は、2006年1月1日にて旧・下妻市千代川村の合併により成立した。その合併がきっかけでシモンちゃんが誕生したものと思われる。 2013年に商標登録され、正式に下妻市イメージキャラクターとなった。

旧・下妻市のサイトに、子供向けキャラとしてあったのが「シモン」であったが、初代はディズニーのティンカー・ベルのようなキャラ、二代目はアメコミ風・ビックリマン風キャラの「ニューシモン」となるが、いずれも萌えとは程遠いものである。しかし、新・下妻市となった時に、このキャラは豹変した。


 

ここには、キャラクターの成立経緯が書かれていますが、何のキャラクターかは書かれていません。

 

下妻市は次のように、説明しています。


下妻市には、国蝶に指定されているオオムラサキの生息地があり、市が保護活動を続けていることから、オオムラサキをイメージしたキャラクター「シモンちゃん」が誕生しました。


 

なお、「下妻市公式萌えキャラクター『シモンちゃん』の変遷」をみると、初代から、「オオムラサキをイメージしたキャラクター」である点には、変更はありません。

 

実は、小貝川ふれあい公園のデザインには、オオムラサキが関係しています。

 

下妻市には、下妻市コミュニティバスシモンちゃんバス」があります。小貝川ふれあい公園は、シモンちゃんバスの起点でもあります。シモンちゃんバスは、小貝川ふれあい公園から、下妻市中心部、下妻駅、砂沼広域公園を通って、ビアスパークしもつま地ビールと天然温泉)の終点まで、運用しています。

 

下妻市のHPから、「シモンちゃんバス」の説明を引用します。

なお、以下の説明では、「ビアスパークしもつま」が起点のようにも読めますが、停留場No.は、「小貝川ふれあい公園」、No.1なので、ここでは、「小貝川ふれあい公園」を起点と考えます。


下妻市コミュニティバスシモンちゃんバス」(以下、シモンちゃんバス)は市民の日常生活の移動や砂沼地区をはじめとした観光客の移動の手段として、平成29年1月23日に実証運行を開始しました。西はビアスパークしもつまから、下妻駅や市役所など主要施設を経由して東は小貝川ふれあい公園まで、市内を東西に横断するルートとなっています。

  • バスロケーションシステム

シモンちゃんバスにはGPSを用いてバスの位置情報を収集し、今、バスがどこを走っているのかスマートフォンやパソコンへ情報提供するバスロケーションシステムを導入しています。

これにより、道路事情や天候での遅延によるバスの現在位置をリアルタイムで表示することができるので、バス停での待ち時間などの目安に活用することができます。

  • 愛称・デザインについて

下妻市コミュニティバスの愛称及びラッピングデザインは公募により決定しました。

愛称については市内にとどまらず、全国から合計306件もの応募があり、下妻市地域公共活性化協議会コミュニティバス愛称選定審査委員会における審査の結果、「シモンちゃんバス」が選ばれました。

また、愛称にふさわしいバスのデザインについても公募したところ、45件の応募があり、10月4日開催の下妻市地域公共活性化協議会においてバスのラッピングデザインが選定されました。

下妻市民の多くは、自家用車を利用して移動していますが、運転免許の持てない学生や自家用車の利用が難しくなった高齢者など、生活に公共交通を必要としている市民も多くいます。また、現在下妻市では砂沼周辺地区を中心ににぎわいのある街づくりを推進しており、今後観光客を積極的に呼び込むためにも市内の主要施設をめぐることのできる交通機関も必要となります。

現在下妻市内には、関東鉄道常総線関鉄パープルバスの路線バスなど、広域的な公共交通が運行されていますが、それらに加え、市内を移動するための公共交通が求められるため、市内を走るコミュニティバスの導入が決定しました。


 

写真4が、シモンちゃんバスです。

写真5が、シモンちゃんのキャラクターの部分を拡大しています。

 

https://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page001438.html

https://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page000198.html

http://www.shimotsuma-kankou.jp/section.php?type=0&mode=detail&code=201

https://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page001742.html

https://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page000589.html

https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93

https://www.wdic.org/w/MOE/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93

http://www.skeeem.jp/archives/257

 

 

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写真1 小貝川ふれあい公園のゾーン(下妻市のHPより引用)

 

 

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写真2 小貝川ふれあい公園(案内板)

 

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写真3 小貝川ふれあい公園(案内図:下妻市のHPより引用)

 

 

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写真4 シモンちゃんバス

 

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写真5 シモンちゃんバス

 

 

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