darktableのスタイルファイルの利用法 - computer

スタイルファイルの所在

darktableのスタイルファイルを使ったHDRのテストが次の目標です。しかし、その前に、スタイルファイルの入手とインストールをまとめておきます。

スタイルファイルの入手先は、第1が、「dtsyle.net」です。

「t3mujinpack」にはフィルムシミュレーションのスタイルファイルがあります。

「Styles darktable.fr」には、「t3mujinpack」の他に、「 Télécharger le pack darktable FR 」と「Télécharger le pack Astuce correction de poussières」のスタイルファイルがあります。

「 rabauke /darktable-styles 」には、G’MIC系のフィルムシミュレーションのスタイルファイルがあります。

スタイルファイルの開発者は、「dtsyle.net」に登録することが推奨されています。このため、「dtsyle.net」以外のサイトから、スタイルファイルを入手するメリットは、「dtsyle.net」に登録されているスタイルファイルのバージョンが古いか、「dtsyle.net」には、まだ、スタイルファイルが登録されていない場合に限られます。「t3mujinpack」と「Styles darktable.fr」は、2020年6月に、「dtsyle.net」にファイルを登録していますので、この2つのサイトを使うメリットは、現在はありません。一方、「 rabauke /darktable-styles 」は、「dtsyle.net」には、未登録です。

スタイルファイルが、表示参照ワークフローを前提としている場合には、一般には、次が前提になります。

RAWー＞ベースカーブー＞トーンカーブ（この部分がスタイルファイルの中心）ー＞Jpeg

シーン参照ワークフローを使っている場合には、トーンカーブの利用は推奨されませんが、次のようになります。

RAWー＞フイルミックRGBー＞トーンカーブ（この部分がスタイルファイルの中心）ー＞Jpeg

もちろん、ベースカーブを使ってもよいのですが、シーン参照ワークフローを常用していると、わざわざ、ベースカーブに戻すのは億劫になるので、上記の2番目のパターンになっていることが多いと推測されます。どちらで使うかで、結果が若干、異なりますから、この点を頭に入れておく必要があります。

スタイルファイルと似た機能に、LUTのパラメータがあります。このパラメータは、動画を中心に考えられていますが、静止画でも問題なく使えます。あまりに、混乱していて、整理しきれませんが、HDRに使えるLUTファイルは、「Free LUTs HDR Color」で、入手できます。

スタイルファイルのインストール

ダウウンロードしたスタイルファイルを解凍した後で、インストールする方法を説明します。

写真１は、ライトルームの右パネルです。ここで、「styles」タブを選択します。

写真２は、「styles」タブを開いたところです。ここで、「import」を選択します。

写真３は、「import」ウィンドウです。ここで、スタイルファイルを展開したフォルダをえらびます。画面に、解凍したスタイルファイルのリストが見えればＯＫです。この後は、個別のスタイルファイルを選んで、「open」をクリックすれば、指定したスタイルファイルがインストールされます。全てのスタイルファイルをインストールしたい場合には、写真３の「import」ウィンドウで「contl+A」を押します。全てのファイルリストが反転しますので、「open」をクリックします。「dtsyle.net」から全部のスタイルファイルを一括圧縮してダインロードした場合には、総スタイルファイル数は343になります。この場合には、読み込みに時間がかかりますので、気長に待ってください。「import」ウィンドウの「open」機能は、頻繁に使うものではありませんが、速度はゆっくりしています。