t3mujinpack(Velvia100)
今回は、t3mujinpackのスタイルファイルで、velvia100を使ってみます。
写真1が、t3mujinpackのスタイルファイルで、velvia100を適用した結果です。
画面の左が、適用なし、右が適用ありなので、それなりの効果はあります。
なお、もとの画像は読み込んだままです。ただし、撮影時に露光が-0.7EV低くとっていますので、その分だけは補正してあります。
写真2が、履歴で、velvia100を適用の結果、チャンネルミキサーとトーンカーブを呼び出していますが、チャンネルミキサーモジュールは廃止されてしまったので、実行されていません。darktableの3.4では、チャンネルミキサーの機能は、カラーキャリブレーションに統合されています。
そうなると、使われたモジュールは、トーンカーブモジュールだけになります。
もちろん、darktable推奨のシーン参照ワークフローでは、トーンカーブは使うべきでない(非推奨)のモジュールです。
さて、写真3、写真4、写真5が、Lab空間の、Lチャンネル、aチャンネル、bチャンネルのトーンカーブです。つまり、t3mujinpackのスタイルファイルで、velvia100は、Lab色空間を使うことで、フイルムシミュレーションを実現しています。
t3mujinpackのスタイルファイルをすべて、チェックしてはいませんが、Lab色空間を使うのは、スタイルファイルの設計思想にかかわりますから、t3mujinpackは、基本的に、トーンカーブのLab色空間を使っていると思われます。つまり、シーン参照ワークフローではt3mujinpackは使うべきでないことになります。
今回は、ここまでです、次回以降は、別のファイルをみていきたいと思います。
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t3mujinpack
https://blog.joaoalmeidaphotography.com/en/t3mujinpack-film-darktable/
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