超小型EV「コムス」Coms~つくば市とその周辺の風景写真案内(327)

超小型EV「コムス」Coms

つくば市内で、超小型EV「コムス」が走っていてので、写真を撮りました。フロントガラス越し写真ですが、掲載します。それから、超小型EVについても、少し調べてみした。

超小型EV(ミニカー)

最初に、wikiを使って、ミニカーを整理しておきます。以下、引用です。


ミニカーとは、日本における超小型自動車の規格の一つで、道路交通法において総排気量20ccを超え50cc以下又は定格出力0.25kWを超え0.6kW以下の原動機を有する普通自動車をいう。道路運送車両法においては自動車でなく原動機付自転車として扱われる。運転には普通自動車以上の運転免許が必要である。乗車人員は1人、積載量は30kg以下に制限されるが、同法上は「原動機付自転車」ではないことから、二段階右折やヘルメット着用の義務はなく、法定速度は60km/hである。 原動機付自転車なので、自動車専用道路と高速自動車国道を走行することができない。ミニカーには車庫証明が不要であるが、路上駐車は道路交通法によって、駐車禁止の場所に駐車したら駐車違反になり、反則金及び放置違反金の対象になる。


ややこしいですが、簡単に言えば、自動者運転免許の必要な「原動機付自転車」という扱いのようです。

コムス

ミニカーでは、現在、市販されているのは、実質的には、2012年7月、トヨタ車体KKが発売した「コムス」だけです。コムスは2012年にグッドデザイン賞を受賞しています。日産と本田はコンセプトカーだけで、実売していません。コムスはセブン-イレブンが配達用に大量採用したことで、多く見かけられるようです。それでも、2020年9月17日で累計8千台を突破したレベルです。

写真1と写真2はつくば市内で見かけたコムスです。

超小型モビリティ

コムスは1人乗りで不便です。国土交通省の車両安全対策検討会が「2人乗り小型EV」を「超小型モビリティ」として正式に軽自動車の一種と区分けし、2020年から市販化を進めています。これに合わせて、トヨタ自動車は2020年12月25日、超小型電気自動車「C+pod(シーポッド)」の販売を開始しています。ただし、個人向けの本格販売は2022年の開始を予定だそうです。価格は165万~171万6000円です。

中国では、米ゼネラル・モーターズGM)と中国・上海汽車の合弁メーカーである上汽通用五菱汽車が小型EV「宏光MINI EV」を2020年7月末に発売し、11月には販売台数が約3万台と米テスラモーターズのモデル3を抜いて中国の新エネルギー車として1位を獲得しています。ベースグレードは電池容量:9.3kWhとして2万8800元(約45万円)、ヒーター付きの中級グレードで3万2800元(約51万円)、13.9kWhの上級グレードで3万8800(約60万円)となっています。

ということで、2022年には、2人乗りのミニカーが広まりそうです。宏光MINI EVの2万8800元(約45万円)は、ヒーターもエアコンもないので論外としても、エアコンをつけても、トヨタの半額くらいにはなりそうです。2013年にガーナの農村でODAで入れたK社(日本製)の耕運機の実態を見せてもらったことがあります。中国製の耕運機は、品質は劣りますが、価格が日本製の3分の1で、当時、K社には、価格競争力が全くありませんでした。同様に、これだけの価格差があると、トヨタが売れない可能性も高いです。なお、中国製は、現時点では、型式の認可を受けていないので、輸入しても、乗ることはできません。型式認定後の、競争になります。ただし、電気製品ですから、液晶テレビの二の舞を演じる可能性はあります。

 

https://www.g-mark.org/award/describe/39029

  • 超小型EV「コムス」

https://coms.toyotabody.jp/

  • ミニカー (車両) wiki

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%BC_(%E8%BB%8A%E4%B8%A1)

  • 日産ニューモビリティコンセプト

https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000169012.pdf

https://bestcarweb.jp/news/239469

 

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写真1 コムス

 

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写真2 コムス