マクロレンズと梅

1月29日に、梅園公園の梅をマクロレンズで撮影してみました。ただし、話の内容が、レンズ中心になったので、観光ではなく、darktableの関連として扱うことにします。

マクロレンズを使ったのは、梅に近づいて、アップの写真を撮りたかったからです。写真1と写真2がマクロレンズで撮影した写真です。カメラは、オリンパスなので画角は、フルサイズ換算で2倍になります。以下の画角は、フルサイズ換算です。

写真1は、F3.5で撮影した写真です。右後に見える花がボケてしまっています。

写真2は、F9.0で撮影した写真です。右後に見える花もしっかり見えます。

なお、今回の写真は、全て、トリミングしていません。また、画像編集も、ホワイトバランスとレンズ補正だけでの、最小限にしています。

マクロレンズの場合には、対象に近づいて大きく撮影することができますが。被写体深度が浅いので絞らないとすぐにぼけてしまいます。ボケを避けるには、三脚を使って、被写深度合成をするしかありません。なので、風景写真には、使いにくいのです。

サクラの写真を撮りに行った時に、望遠レンズで、サクラの花を撮影している人がいました。筆者は、風景写真は、広角系で撮影する方針なので、望遠レンズを持ち込む人には、違和感がありました。しかし、望遠レンズを使うと、写真1と写真2のマクロレンズで撮影する場合とは、逆に圧縮効果が期待できますので、手前の複数の花に焦点を合わせて、背景をぼかすことが可能になるはずです。ただし、望遠レンズは高価でかさばります。カメラを買う時に、キットレンズに、望遠レンズがついているセットでも、1万円くらいの価格差です。筆者は、望遠レンズがないと撮れない場合があるといやだから、とりあえず望遠レンズ付きのキットを選択した結果、キットレンズの望遠レンズはもっていますが、本格的な望遠レンズはもっていません。標準ズームでもキットレンズは画質が、今ひとつなことが多いので、撮影する前から、望遠レンズのキットレンズには画質が期待できないと考えていました。しかし、最近、オリンパスのキットレンズの望遠レンズは、意外と画質がよいことがわかりました。なので、今回は、キットレンズの望遠レンズを取り出して、望遠レンズでの撮影を試みました。

写真3は、望遠換算80mm、F8.0で撮影しています。写真1と写真2の近い画角です。キットレンズですが、マクロレンズと大きな差のない描写をしています。

写真4は、望遠換算300mm、F5.6で撮影しています。

以上のように、望遠レンズでも、マクロレンズ程は寄れませんが、花を若干、大写しにした写真が撮れます。全体のバランスを考えると、マクロレンズよりは、使いやすいといえます。とはいえ、描写は、換算50㎜の固定焦点レンズの方が良いので、標準か望遠ズームのどちらを選ぶかは、好みの問題と思います。

 

 

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写真1 梅園公園の梅(1月29日)マクロ換算60mm、F3.5

 

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写真2 梅園公園の梅(1月29日)マクロ換算60mm、F9.0

 

 

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写真3 梅園公園の梅(1月29日)望遠換算80mm、F8.0

 

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写真4 梅園公園の梅(1月29日)望遠換算300mm、F5.6