反町閘門橋(坂東市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(286)

反町閘門橋(坂東市

反町水門は、利根川の河床変化によって、逆流に伴う洪水被害を受けた飯沼干拓地を洪水から守るために、茨城県飯沼反町水害予防組合が1899年(明治32年)に、日本勧業銀行の融資をうけて、1900年(明治33年)に建設したレンガ造りの 排水閘門です。設計は、笠井愛次郎で、水圧による自動開閉の鉄扉を備えています。1958年に法師戸水門が完成して役目を終えました。この閘門は、1992年(平成4年)に解体され、2年後の1994年(平成6年)に南に2.5㎞の茨城県自然博物館内に移設、復元されています。

写真1が、茨城県自然博物館内の閘門です。レンガが推定362,500枚使われているようです。きれいな構造物ですが、茨城県自然博物館は、生物関係の研究員が主体で、HPをみると文化遺産の専門家はいないようで、居心地が悪そうに思われました。

 

https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/

  • 関東地方の煉瓦造水 門に関する研究

https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1990/15/0/15_0_499/_pdf

http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00044/1995/15-0499.pdf

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/988281/39?tocOpened=1

 

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写真1 反町閘門橋