darktable3.4のカラーキャリブレーションモジュールの効果(3)

Jpegの編集

darktableのマニュアルには、当たり前ですが、Jpegの編集については、書いてありません。Jpegについては、PhotoshopまたはGimpでの編集が前提です。それは、知っているのですが、編集中にミスをして、RAWファイルと間違えて、Jpegファイルを編集していました。darktable3.2までですと、トーンイコライザーは、Jpegでは全く機能しませんでした。しかし、3.4になって、部分的には機能します。

例えば、写真1は望遠コンデジJpegで撮影した目白の写真ですが、撮影時に逆光になっています。その結果、目白の緑色がきれいにでていません。今までは、この画像が、darktableで修正できるベストの画像でした。

写真2は、darktable3.4で編集した画像で、目白がきれいな緑色をしています。

写真3は、乙戸沼公園のJpeg写真です。この写真がJpegであることに気づかずに、RAWとばかり思いこんで編集していたものです。

写真4は、写真3を編集した結果です。Jpegファイルとは思えないような表現になっています。

ちなみに、もとのRAW画像を編集したものを写真5にしめします。左は派手にノイズがのっています。右はノイズ削減(プロファイル)を適用して、ノイズを押さえています。実は、このRAWファイルは、誤ってISO 3200で撮影したため、ノイズがのっていたのです。ISO3200とはいえ、かなり明るいシーンなので、もう少しノイズを押さえてほしいところです。写真3のカメラのJpegファイルでは、ノイズフィルターがかかっているので、ノイズに気づかなかったのです。

写真4は、乙戸沼公園の白鳥です。この画像は、写真1と写真2と同じ望遠コンデジで撮影したものです。しかしながら、白鳥は白いので、写真1と2のようには編集できませんでした。白の編集は難しいのです。

 

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写真1 目白

 

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写真2 目白

 

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写真3 乙戸沼公園

 

 

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写真4 乙戸沼公園

 

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写真5 乙戸沼公園

 

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写真6 乙戸沼公園の白鳥