さくら大橋
さくら大橋は、学園センタービルのエリアと南のエリアを土浦学園線をまたいでつなぐ陸橋(歩道橋)です。つくば市内にある歩道橋で一番規模が大きいのが並木大橋で、さくら大橋は2番目のサイズになります。この2本の陸橋には中央に支柱がたっています。とはいえ、さくら大橋の支柱は並木大橋のように構造上の負荷がかかるものではなく、単純にデザインの工夫と思われます。
写真2に、昭和54年に建設当時の建設大臣渡海元三郎の揮毫があります。歩道橋で大臣の揮毫がついているものは、例が少ないと思います。
写真1は、センタービル方面からみたさくら橋です。後ろに三井ビルが見えます。
写真4は、反対側の三井ビルからみたさくら橋です。後ろに、ノバホールが見えます。
写真3は、南側からみたさくら大橋です。右にノバホール、左に旧ライトオン本店ビルが見えます。大臣の揮毫のある石碑が右端に半部切れて写っています。タイルの模様をみるとわかりますが、さくら大橋は、橋の幅が微妙に変化していて、複雑な構造をしています。写真1と4を見ると、さくら大橋の設計者は、中央の支柱が、写真2のように、空に映えることを想定していたのではないでしょうか。建設当時は、学園都市の幹線道路がやっとできたころで、写真1と4のように高層建築に取り囲まれるとは思っていなかったと思われます。写真1と4では支柱のデザインはまったく生きてきません。今設計すれば、LEDでライトアップしていると思います。