鬼滅の刃とコロナウィルスのサブリミナル効果

フロイトユング精神分析は、無意識という本人が意識していない意識があるということに気づいた点では、革命的な発想の転換であったわけですが、その手法については、認知科学が進歩した現在では、ほぼオカルトであるとして、否定されています。

とはいえ、話をきくと妙に納得させられることもあります。これは、データサイエンスでいえば、過学習になります。それを承知で、書けば、鬼滅の刃の鬼とコロナウィルは似ているなとおもいます。類似点は以下です。

  • 人を殺してしまう。

  • どこから現れるか不明で、なおかつ、どこにでも現れる可能性がある。

  • 対象を誰もが絶滅させたいと思っている。

  • とりつかれる(感染する)と被害者が加害者になる。

  • 絶滅させるには、トレーニングを積んだ高度な技術を使える人間が必要である。

  • 性別、年齢、人種に関係なく、誰もが犠牲者になる。

  • 夜に出歩くと危険である。

ところで、心理学では、禁じ手になっている手法に、サブリミナル効果があります。これは、例えば、映画館で、映画を上映しているときに、途中に、見ている人に気づかれないレベルの瞬間の画像で、コーラの画像を紛れ込ませます。そうすると、画像を差し込まなかった場合に比べて、画像を紛れ込ませた方が、映画館でのコーラの売り上げが有意に増えるというものです。

鬼=コロナウィルス

という対応関係があれば、ニュースで、毎日、コロナウィルスの報道を見たり聞いていると、それは、鬼滅の刃の映画を見たり、コミックを買うことに対しては、サブリミナル効果が生ずると思います。もちろん、この場合には、コロナウィルスの情報を受け取っていることは、無意識領域ではなく、意識領域で受け取っている信号です。しかし、コロナウィルスが鬼の隠喩になっていることが意識されていないので、この部分についてはサブリミナルと考えられます。簡単にいえば、コロナウィルスのニュースを見るたびに、情報は、「ところで、鬼はどうなっているのか」という刺激に変換されます。そうすると映画館に行かないと落ち着かなくなるという構造が想定されます。

このように考えると、映画がヒットするのは当然と思われますし、コロナウィルスやワクチンの隠喩になるようなコミックや映画を作れば、ヒットするのではないかと思われます。