ボゾリサーチセンター
ボゾリサーチセンターは北部工業団地の中にあり、旧ノバルティスファーマ(株)筑波研究所で、槇文彦の設計です。次に紹介する大鵬薬品工業(株)つくば研究センターと共に、2008年頃に、元の製薬会社がつくば市から撤退しています。国際会議場の実績をみても、つくば市の研究都市としてのランキングは、2008年頃を境に低下しているように思われます。2005年につくばエクスプレスが開通して、つくば市の東京からのアクセスは各段によくなったのですが、一方では、都市計画の中心が鉄道を中心にしたベッドタウン開発にシフトしてしまい、研究学園都市としてのアイデンティティは失われてしまいます。この時期以降につくば市に研究開発拠点を移動したアステラス製薬のような会社もありますが、総じては、撤退組の方が多いように思われます。特に、北部工業団地は、つくばエクスプレスの駅から距離がありますので、それも影響しているのかもしれません。
写真1が正面玄関の風景です。右にあるシーソーのようなアームが印象的です。
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写真1 ボゾリサーチセンター