リリエンベルグ式焼き芋
リリエンベルグはウィーン風のお菓子屋さんで、過去に、スイートポテトの作り方を参考にさせていただいています。
リリエンベルグさんのスイートポテトのレシピでは、まず、最初に焼き芋をつくります。この焼き芋の作り方が独特で、アルミホイルで袋を作ってその中に、サツマイモを入れます。確かに、このようにすれば、水分が保たれるはずです。
日本料理は、油が高価であったためか天ぷら以外では、油を殆どつかいません。日本料理の基本は、茹でるか、または、蒸すです。中華料理の基本は中華鍋に油を敷いて炒めます。イタリア料理、スペイン料理でも、オリーブオイルで炒めることが基本です。油を使うと、食材の温度が100度を越えます。茹でるか、蒸す場合には、食材の温度は100度どまりです。一般的には、100度で長時間調理するよりも、より高温で短時間調理する方が、食材のうまみが失われないと思われます。
焼き芋と蒸し芋の大きな違いはこの温度になると思います。サツマイモをアルミホイルでくるんでオーブンで加熱すると、アルミホイルによって、水蒸気蒸発が起こらないので、アルミホイルの中の温度は、オーブンの設定温度まで上がるはずです。蒸し芋の場合には、蒸発によって、温度は100度に保たれます。
そこで、リリエンベルグ式焼き芋を試してみました。
写真1がアルミホイルで包んだ紅はるかです。170度90分加熱です。
写真2は出来た焼き芋で、左が特別栽培、右がAさんの栽培の紅はるかです。
2種類の芋の違いは、前回述べましたので、ここでは省略します。
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糖蜜がたくさん出る。
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皮が乾燥することなくしっとりした焼き芋になる。