トロルのある風景(ノルウェー)
写真1は、筆者がノルウェーで撮影したトロールの像です。児童公園の一角にあります。トロールにはいろいろな顔のデザインがありますが、顔が違っていても、すぐにトロールとわかります。お土産屋さんでも人気のキャラクターになりましたので、成功したキャラクターと言えます。
つくば市のキャラクターを考えると、市の鳥であるフクロウが思いうかびます。
写真2は、東小学校にあるフクロウの像です。卒業記念です。
中央公園にもフクロウの像がありますが、トロールほどのインパクトはありません。
インパクトがない原因が、キャラクター化にあるのかと思って調べると、つくば市には公式マスコットのキャラクターがあることがわかりました。
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つくつく:市の鳥「フクロウ」をモチーフとしたキャラクター
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フックン船長:筑波研究学園都市50周年記念で2014年2月8日に誕生。市の特徴「自然(フクロウ)」と「科学(ロボット・宇宙飛行士)」をモチーフとした宇宙飛行士型ふくろうロボット。
現在では、「つくつく」が、「フックン船長」に交代しているのかもしれません。「フックン船長」は、ぱっと見て、ロボットか宇宙飛行士であることはわかりますが、フクロウにはみえません。
そもそも、「つくつく」も「フックン船長」もトロールのように、彫像を見たことがありません。
写真3は、ウィズガーデンつくばにあったガーデン用置物です。
写真4は、Agatoにあったガーデン用置物です。
これらは、ガーデン用置物であって彫像とはいえないかもしれません。しかし、ストリート・フォトグラファーの視点でみれば、十分に楽しい風景です。写真3の商品名はわかりませんが、写真4は、イギリスのHampshire Garden Craft社のGremlin Bという商品であることがわかりました。会社のHPではベストセラーに分類されています(注1)。
写真3,4に引き付けられるのは、童話に出てくるようなキャラクターでストーリー性を感じるためと思います。要するに、何か意味ありげなのです。
「つくつく」も「フックン船長」もこの点では、勝負になりません。
最近はやっている「アマビエ」もストーリー性を感じる点が人気の理由になっていると思います。
キャラクター・ブームで、新しいキャラクターを次々に作っても、キャラクターがイメージを膨らませるストーリーを持っていなければ、すぐに、忘れられます。
トロールは、トロールのある公園ということで、そこがノルウェーであることがわかります。
このような視点で見れば、生き残るキャラクター(そのキャラクターがあることで風景が成り立つキャラクター)は何かは、ある程度は見えてくると思います。
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アマビエ wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%93%E3%82%A8
https://iso-labo.com/labo/mascot/Ibaraki_Tsukuba-shi_character.html
https://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/joho/profile/1004013/1002225.html
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Hampshire Garden Craft
https://www.dragonstone.co.uk/
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Hampshire Garden Craft Home / Statues / Children / Japanese boy
https://www.dragonstone.co.uk/product/japanese-boy/