今回は、構図の問題を考えます。
写真1の左は、洞峰公園のバラ園で、右は、つくばローズガーデンです。
つくばローズガーデンには、彫像があります。
彫像を中心に構図をきめれば、アイポイントが彫像になり、安定した構図になります。
一方の左の写真は、どこにアイポイントがあるのかわかりません。
最初は、これで満足していたのですが、写真の主題は、彫像ではなく、バラです。
したがって、彫像にアイポイントがいくのは、不本意です。
恐らく、花の写真の最大の問題は、ここにあります。
フレームに花を多数いれて、なおかつ、花にアイポイントを置くべきなのです。
これは、ボケや露光をつかって、主題のアイポイントになる花と背景のアイポイントにならない花を区別する必要があるということです。
写真2では、遠景と中景にバラを入れています。
写真1の左よりは、マシですが、更に工夫すべきです。
写真3は、逆に、アイポイントのないミニマリスムを狙っています。