最近の東京都の陽性率の変化~コロナウィルスのデータサイエンス(125)

検査数の変化

東京都のHPをみると7日移動平均では、今週に入って検査数は減少してきています。

なので、お盆明けには反動があるのかをみたいと思います。

感染者数は昨日は久しぶりに400人弱になりましたが、1週間前は462人だったので、462が389に入れ替わるので、7日間移動平均では、依然として減少しています。

陽性率の変化

陽性率については、頻繁にデータが書き換えられるので、1週間以上たたないと、安定した動向は評価できません。次は、とりあえずの、速報値とみてください。

陽性率は8月6日をピークに減少しているようにも見えます。

データを8月6日まで(陽性率a)と、8月7日から(陽性率b)にわけてプロットしてみました。

陽性率a:5/7-8/6

陽性率b:8/7-8/13

図1が、陽性率と陽性者数で、オレンジが新しいデータ(陽性率b)です。ピークで折り返しているように見えます。

図2が陽性率と検査数です。以前のグラフでは、検査数が7日移動平均でなかったので、ここでは、図1に合わせて7日移動平均に修正しました。最新データ(陽性率B)は図1と同じような傾向になっています。

陽性率と陽性者数、陽性率と検査数がほぼ同一の曲線にのる理由は不明です。この曲線にのるという法則があれば、おそらく、検査数が増えるお盆明けには、また、陽性率が上がります。曲線にのらないと考えれば、お盆明けにも、陽性率は上がらないことになります。

 

 

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図1 東京都の陽性率(縦軸:%)と陽性者数(横軸:人)(ともに7日移動平均

 

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図2 東京都の陽性率(縦軸:%)と検査数(横軸:人)(ともに7日移動平均
  • 都内の最新感染動向

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