MOG
MOGはMall Open Galleryの略で「モグ」と発音するようです。
設計は坂倉建築研究所と都市再生機構茨城地域支社で、施工は鹿島建設です。
MOGはつくばクレオスクエアの一部です。「クレオスクエアは筑波都市整備株式会社が運営する都市型の複合型ショッピングセンターで、つくば駅の駅ビル的の性格を持つ。」とwikiには書いてあります。クレオスクエアは、1985年のつくば科学万博に合わせて、作られたCREO(クレオ)、1993年につくられた MOG、2005年に作られたQ't(キュート)からなっていました。2005年のつくばエクスプレスの開業とつくば駅の開設に伴い、Qtには駅連絡通路が供用されます。つまり、wikiとは異なり、駅ビルとして設計されたものはQtだけと思われます。2017年にCREO(クレオ)にあった西武百貨店が撤退、2018年には残りの店舗も撤退して、CREO(クレオ)は閉鎖になります。2020年現在、CREO(クレオ)の西武百貨店とは反対外の低層階(2階建て)は取り壊され、集合住宅と店舗が建設中です。
MOGは細長い建築で、長編方向は片面が南第1駐車場に、反対が、Qtに面しています。短編方向は、片側がCREO(クレオ)に面し、反対側はホテルに面しています。つまり、建物が見えて、写真が撮れるのは、Qt側とCREO側だけになります。
写真1がCREO側から見た短編方向のMOGです。2階に向かう階段が印象的です。MOGの字がみえますが、知らなければ読めないかも知れません。
写真2はQt側からみた長編方向のMOGです。2階までのデザインと、3階のデザインが大きく異なっている点が印象的です。ちょっと航空母艦に似ています。右側に見えるのがQtです。MOGとQtの間には、柱の上にボールが載っている構造物がありますが、これは、ライトです。MOGとQtの間の通路は、おそらく、Qtではなく、MOGを建設した時に、作られたものと思われます。というのは、MOGの1階部分は、この通路を通って店内に入る設計になっているからです。
写真1の左に見える南1駐車場は、1989年の建設です。設計はMOGと同じ坂倉建築研究所です。写真2の遊歩道は、CREOと大通りを越える陸橋をつないでいて、動かすことのできない位置にあります。(陸橋は1989から1990年の間の航空写真にも写っているので、MOGより古いです。)おそらく、MOGは駐車場と遊歩道の間の土地に建設するという制約のもとで設計されたのではないかと思われます。どうして、駐車場と一体設計しなかったかは不明です。
TUSKUBA Creo Square フロアガイド MOG
http://www.creo-sq.com/floorguide/mog.html