最近の東京都の陽性率~コロナウィルスのデータサイエンス(133)

最近の東京都の陽性率

最近、東京都の陽性率のデータを追跡していなかったので、久しぶりに新しいデータを見て見ます。

 

以下の説明は、グラフの解説なので、前回のコピーです。陽性率bの日付だけ調整しています。


陽性率については、頻繁にデータが書き換えられるので、1週間以上たたないと、安定した動向は評価できません。次は、とりあえずの、速報値とみてください。

陽性率は8月6日をピークに減少しているようにも見えます。

データを8月6日まで(陽性率a)と、8月7日から(陽性率b)にわけてプロットしてみました。

陽性率a:5/7-8/6

陽性率b:8/7-8/27(<-ここを調整)

図1が、陽性率と陽性者数で、オレンジが新しいデータ(陽性率b)です。ピークで折り返しているように見えます。

図2が陽性率と検査数です。以前のグラフでは、検査数が7日移動平均でなかったので、ここでは、図1に合わせて7日移動平均に修正しました。最新データ(陽性率B)は図1と同じような傾向になっています。


 

図1では、陽性率は4.5%くらいまでさがっています。陽性者数の減少よりも、陽性率の減少の方が大きくなっています。

図2では、検査数は変わらないのに、陽性率が下がっています。

以上から、検査数は減っていますが、陽性率の減少がさらに大きいので、検査数が減っているから、感染者数が減っているというバイアスはかんがえなくともよさそうです。

したがって、当面は感染者数は減ると思われます。

その当面が、いつまでかが問題ですが、Google Transitからすれば、9月3日までは、続くと考えています。

 

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図1 東京都の陽性率(縦軸:%)と陽性者数(横軸:人)(ともに7日移動平均

 

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図2 東京都の陽性率(縦軸:%)と検査数(横軸:人)(ともに7日移動平均

 

  • 都内の最新感染動向 2020年8月28日 19:30 更新

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