Sonyの1インチセンサーのコンデジRX-100で撮った写真です。
センサーの評価ページ見ると、この機種は、9EVのダイナミックレンジがあります。
http://www.photonstophotos.net/Charts/PDR.htm
1インチセンサーが出る前のコンデジのフラグシップであるCanon Power Shot G16(2013年発売)は8EVですので、センサーが大きくなって1EV余裕が出たことがわかります。Power Shot G16は、2001年に発売されたEos 1Dとほぼ同じダイナムミックレンジです。1インチセンサーのPower Shot G7 mark iiが、2016年に出ていますが、ダイナミックレンジは9EVでRx-100と変わっていません。
それでも、コンデジは、白飛びをしやすいのです。サンプル画像の右の空の部分が飛んでいます。
RAWのチェッカーをかけると、BlueとRedが飛んでいることがわかります。
カラー復元モジュールを起動して、次のパラメータをセットしました。飛んでいる部分が空なので、モノクロームの復元ではなく、カラー復元をしました。
次が復元した結果です。空に、水色の色が戻っています。
コントラスト 明るさ 彩度もモジュールで、少し、暗めにして、仕上げました。なお、白飛びが水色で置き換わった部分には、変化は生じていません。
白飛びと露出の問題は、非常に重要です。ただし、奥が深いので、少しずつ、触れたいと思います。